大谷翔平は積極走塁を見せるもダブルプレーに終わる【写真:ロイター】

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大谷翔平の積極走塁が生んだシーンとは

 米大リーグ・エンゼルス大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、本拠地ツインズ戦に「2番・DH」で先発し、26号ソロを含む4打数1安打1打点だった。チームは延長11回で5-3のサヨナラ勝ち。延長10回の攻撃では、相手のファインプレーと大谷の積極的な走塁から“悲劇”が生まれた。米記者は動画を公開。大谷の走塁に対し、米ファンは「彼は正しい」「ボーンヘッド走塁」と注目した。

 試合は同点でタイブレーク方式の延長に突入した。3-3の10回裏1死三塁で大谷は申告敬遠。続くレンヒーフォは初球を強振し、ライナー性の打球が中堅前方に飛んだ。やや前進守備の中堅手バクストンがダイビングキャッチ。スタートを切っていた大谷は二塁ベース手前で急ブレーキをかけ、ベースをオーバーした。大急ぎで戻ったが、ボールは一塁に転送されてダブルプレー。エンゼルスのチャンスは消滅した。

 一連の動画をMLB公式サイトのエンゼルス番レット・ボリンジャー記者がツイッターに公開。「エンゼルスは一、三塁でレンヒーフォを迎えた。中堅にライナーを打ったが、バクストンに捕られた。さらにショウヘイ・オオタニが走っていたため、ダブルプレーとなり、10回が終了した」と紹介した。

 相手のファインプレーと速すぎた大谷の足が重なって生まれた“悲劇”。コメント欄の米ファンは「オオタニは興奮しすぎていた?」「併殺の可能性を減らそうとした?」「ボーンヘッド走塁」「ただの不運」「ショウヘイは正しいことをした」と同情など様々な反応を見せた。

 米ミネソタ州の地元放送局「バリー・スポーツ・ノース」公式ツイッターは「バイロン・バクストンはツインズを救った」とつづっている。チャンスを失ったエンゼルスだが、11回のウォードのサヨナラ2ランで勝利を収めた。

(THE ANSWER編集部)