いま、東京を席巻する「大人のネオ酒場」4選！
ワクワクする店内をのぞくと、集っているのはどこか抜け感のある大人たち。
中に入ってみれば、料理もお酒も単なる酒場メニューじゃない。
スタッフもお洒落で若々しくて、飲んでいると感性が刺激され、元気をもらえる。
いまブーム席巻中の、大人も楽しめる「ネオ酒場」をご紹介！
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※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。
1．神田の商店街で一際賑わう、超人気酒場に見る福岡のセンス
『コマツ』
新たなグルメブームが生まれる街としても知られる博多。
場所は、神田の西口商店街の終点近く。神田駅から皇居方面へ延びる西口商店街の外れに位置する。
行きかう人は多いが、繁華街というほどではない落ち着いた雰囲気。界隈には高級マンションも多い。
そんな街角に馴染んだ小さな立ち飲みは、オープンキッチンでカウンターメイン。
ここではゆるゆる飲みながら、スタッフと会話を楽しむのがお約束。そのフランクさがまた、心地いいのだ。
左は「瀬戸内レモン チューハイ」550円、右は「トマト チューハイ」550円
さらに場を盛り上げてくれるのが、どこよりも可愛いと評判のオリジナルグラス。ほんわかしたイラスト入りで、2つ並べると絵になるところが、実にインスタ仕様。
写真を撮りにやって来る若い女子が後を絶たないというのもよく分かる。
福岡の居酒屋なら必ずある名物「ごまさば」1,078円や、カリカリの皮がクセになる「博多鶏皮串」など、博多らしい居酒屋メニューもここならではだ。
〆にはランチで大人気という、コク深い「ボロネーゼ」も味わえて、満足度はひとしお。
老舗酒場やチェーンの居酒屋が多いこの神田エリアに、新たなムーブメントを起こすかもしれない。
甘辛ダレを絡めた「博多鶏皮串」1本181円。
たっぷりチーズの「BIGOLIの熟成チーズのボロネーゼ」1,500円。
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カウンターメインだが、スタンディングの席も人気。福岡名物の料理とともに楽しもう！
店長に聞いた、こんな大人が集ってます
「近所の高級マンション住まいの住人が多く出没します。食の経験値の高い方が多いので、上手に遊んでくれてます」
SNSを中心に口コミで評判が広がった、恵比寿駅近くの隠れ家酒場
2．駅近に誕生した新名物酒場で、クラフトビール片手に乾杯を！
『The Office』
恵比寿駅西口、アトレの奥にある老舗の焼き鳥店『たつや』の上という立地だが、2階の店前に立ってもなお、入り口がわからない。
「イメージしたのは、禁酒法時代のような隠れ家の酒場です」というのは店長の寺本周平さん。
白い鉄扉にマジックで書いたような文字のみで、外から解読は難しい。オープン当初は告知をしなかったが、SNSを中心に徐々に口コミで評判が広がったのだそう。
扉を開けると、広々とした空間が登場。
角ばった変形カウンターが新しく、テーブル席も多い。グループで訪れる人も多数おり、フレンドリーなスタッフぞろいと評判だ。
夜が賑わうのはもちろん、週末は午後2時から営業しており、早い時間から幅広い客層の人々が、我先にとカウンターを囲む。
店内で目を引くのは、ズラリと並んだ12種のクラフトビールのタップたち。
国内のマイクロブルワリーを中心にラインナップし、IPAやセゾンといったポピュラーなものから、サイダー、サワービールなど個性派までさまざまな種類をそろえる。
料理もビールとの相性の良さを考え、和を軸に、時にアジアやイタリアンを織り交ぜる。大衆的だが今っぽいエッセンスを感じる一品ぞろい。
恵比寿の勢いが凝縮された『The Office』に行けば、必ずや元気がもらえるはずだ。
たとえば、こんなペアリングがおすすめ！
日本酒酵母を使った「反射炉ビヤ 鬼ごろしIPA」小620円と、イタリア風モツ塩煮込み「ランプレドット」500円。
ホップの苦みがモツを受け止める。
スッキリしたラガービールの「遠野ZUMONA×BTB ビヨンドクラウズ」小620円には、厚切りの「ハムカツ」480円。
揚げ物にはキレのいいラガーが合う。
「奈良醸造 ファンクション」小620円には、「浅漬けのヨーグルト和え」390円。
ほのかな酸味とフルーティーな味わいが、発酵の酸味や旨みとマッチ。
店長に聞いた、こんな大人が集ってます
「アパレルで働く人や美容師さん、クリエーターの方も多いです。遅い時間はご近所のシェフが来てくれますよ」
ファッションカルチャーがうまく融合した、円山町のネオ居酒屋
3．思わず二度見する立地が楽しい、渋谷の新名物酒場
『渋谷 半地下酒場』
円山町という土地柄、クラブで遊ぶ前後に訪れる人が多いという
渋谷の円山町といえば、クラブカルチャーの発信源。そこに新たな名物酒場『渋谷 半地下酒場』が誕生した。
音楽スタジオビルの広い半地下駐車場を仕切った場所という、驚きの立地。お店の軒先は今も駐車場として使われているのが、またユニークだ。
飲食とアパレルのオーナーふたりがタッグを組んだとあって、有名なタトゥーアーティストやイラストレーターなどがアートディクレションに参加。
そんなバックグラウンドゆえ、アパレルやファッション雑貨だけでなくポスターなどもそろい、世界観が統一されている。
アンズなどを漬け込んだ「ドライフルーツサワー」、「紅茶のサワー」各550円
働くスタッフもお洒落な洋服好き、やってくるお客さんもクリエーターやアパレル関係者など店に呼応している。
料理は居酒屋メニューが中心だが、加えるセンスも秀逸。タレを継ぎ足しで丁寧に作る「半地下煮込み」や「焼売」などに定評がある。
さらに、スパイスやドライフルーツなどを使った自家製の漬け込み酒が豊富で、それをサワーやハイボールにアレンジできるのも楽しい。
酒場でありながら、ファッションカルチャーがうまく融合したここは、まさにネオ居酒屋の鑑。
今の渋谷を面白くしているのはこういう店に違いない。
八丁味噌で味付けしたトロトロの「半地下煮込み」480円。
マルチョウやハチノスなどがたっぷりと入っている。
アパレルやグッズの完成度が群を抜いている！
グッズは店内の一角で販売中。酒場だが、さながらPOP-UPストア並みの存在感だ。
タトゥーアーティストのLENさんのイラスト付きキャップ（2,800円）、福助のバンダナ（2,500円）。
長袖Tシャツ（1,800円）やライター（各300円）は、グラフィックデザイナーの山木 真さんが手がける。
店内に貼られたお店のポスターなどもユニーク。
店長に聞いた、こんな大人が集ってます
「店に関わるイラストレーターや盆栽職人、音楽関係の人など、いろんなアーティストの交流の場にもなっています」
大人が集う渋谷・百軒店に新たに加わった特化型酒場
4．百軒店の“焼売＆ウーロンハイ酒場”が放つ、唯一無二の存在感
『KAMERA』
このネオンが目印。人気漫画「左ききのエレン」のスピンオフ「左ききのエレンCHAOS」にて、お店の誕生秘話に基づいた物語を連載中
神泉駅に近いディープゾーンが「しぶや百軒店商店街」だ。
昔は古い飲み屋街というイメージだったが、今では人気店が立ち並ぶ、渋谷屈指の大人が集うスポットに。
その一角に昨年10月、オープンしたのが『KAMERA』だ。
こちらの2大看板が、焼売とウーロンハイ。メニューは、ビブグルマンを獲得した三軒茶屋の『ビストロ リゴレ』の亀谷 剛さんが監修。
「焼売好き」というフレンチシェフが本気で考えたというから、その出来栄えは保証済み。
焼売は豚、鶏、羊ベースの常時3種類があり、そのほかに「本日の焼売」がそろう。フレンチ的発想で肉を熟成させ、しっかりと肉の旨みを引き出している。
種類に応じて、スパイスの調合を変え、バリエーションを生み出している。
それに合わせるのは、高級評茶師がこの店のためにセレクトした最高の台湾茶を使ったウーロンハイ。
焼酎も、このウーロンハイのために特注しているというから驚きだ。
惜しげもない手間を費やす2大名物！
黒酢とトマトのソースをしのばせた「山形豚の熟成焼売」500円と合わせるのは、発酵の浅い茶葉を使った「ウーロン茶ハイ 台湾四季春」650円。
福岡の朝倉にある老舗の蔵元「篠崎」で特注した、専用の麦焼酎を使用。
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酒場を選ぶ理由は多々あるが、明確に“この一品を食べに行く”と言えるものがあるのは価値になる。
百軒店ホッピングの足掛かりにぜひ。
シェフに聞いた、こんな大人が集ってます
「出版業界の方やフリーランス、百軒店で飲んでいるアパレル関係の人など。知り合いの料理人もよく来ますよ」
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今回ご紹介した4軒は、格好つけずにセンスで勝負できる、間違いなく重宝するネオ居酒屋だ。
気兼ねなくフラッと立ち寄りたい！
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