(株)アイ・エム・ユー(TDB企業コード:238004648、資本金8050万円、東京都中央区京橋2-8-1、代表岡田たけ志氏)と関係会社の(株)ハローハロー(TDB企業コード:983570780、資本金1000万円、同所、同代表)は、3月3日に事業を停止し、事後処理を後藤寛弁護士(東京都墨田区江東橋3-9-7、東京東部法律事務所、電話03-3634-5311)へ一任した。今後、自己破産を申請する見込み。

 (株)アイ・エム・ユーは、2011年(平成23年)9月に設立。テレビショッピングを主な販路とし、トップスやボトムスなどの婦人服やシューズ、アクセサリーなど雑貨の販売を手がけていた。アンミカの「ANELA LUX(アネラリュクス)」、山本寛斎の「SUPER LADY」、キャシー中島の「Makana na Kathy」(マカナナキャシー)、吉田ヒロミの「day to day(デイトゥデイ)」など著名人プロデュースのブランドを展開、40代後半から70代までのミドルおよびシニア層をターゲットとして2017年8月期には年売上高約25億3300万円を計上していた。

 しかし、慢性的な業績不振で採算確保は難しく、金融機関に返済のリスケジュールを要請するなど厳しい資金繰りを余儀なくされていた。主力取引先との関係悪化、新型コロナウイルスの感染拡大もあった2021年8月期の年売上高は約16億6300万円に一段と落ち込み、事業継続を断念、今回の事態となった。

 (株)ハローハローは、1987年(昭和62年)11月に設立。2015年にアイ・エム・ユーが子会社化、2019年8月期には年売上高約2億1200万円を計上していたが、アイ・エム・ユーに連鎖した。

 負債は(株)アイ・エム・ユーが約18億円、(株)ハローハローが約5億円、2社合計で約23億円。