【からだケアレシピ】冷え対策に!生姜たっぷり「ささみと油揚げのあんかけうどん」
冷えの原因、おさらいします!
先日のInstagramライブ配信でも「冷え」についてのお話をさせていただきましたが、冷えに悩まれている方、やはり多いですね〜。冷えには、その原因を見極めつつ、温め食材を使って温かい料理に仕上げることが大切です!
ではさっそく冷えの原因をみていきましょう。
●寒さ、薄着(とくに春先の薄着に注意!)、なまもの他冷たい飲食物を摂りすぎている。
⇒これによってとくに胃腸が冷えてその機能が落ち、水分代謝が悪くなって体内に余分な水分が溜まります。体内の余分な水分は冷えにつながります。
●疲れや睡眠不足で気が足りない。ストレスや自律神経の乱れで気の流れが悪い。
⇒気にはからだを温める働きがあります。それが機能しないので冷えに。
●胃腸が弱く、食べたものをきちんとエネルギーに変えられない。
⇒気を作ることもできないので一つ前と同じ理由に。
●血行不良。血が足りない。
⇒血が体内で作られる熱を全身に運ぶことでもからだ全体を温めています。それが機能しないのでとくに末端の冷えに。
「あ!」と思い当たるところがある人は、こういった原因に合わせた食材を食べることもよいのですが、例えば血行不良が原因ならからだを動かしてみるなど、生活習慣を改めることで改善されるものもあります。そのあたりもぜひ見直してみてくださいね。
ライブ配信ではおすすめ食材もご案内しましたので、お時間のあるかたはアーカイブをチェックしていただけたらと思います。
そんな冷え対策におすすめの食材のひとつが鶏肉。
今回はささみを使いました。鶏肉はとくにおなかを温め、気を補い、胃腸にも優しい食材。同様におなかを温める生姜をたっぷり使っているので、寒さによる胃痛にもおすすめです。うどんも消化によいですしね。
みつばは気を巡らせる働きがあるので、ストレスで冷えているタイプのひとはたっぷりと使ってみてください。ゆず皮を添えるとさらに効果的です。
このあんかけうどん一つで、血に関わる原因以外は対策しています。血行不良に関してはさっと茹でた菜の花をトッピングに加えてみて。貧血気味のひとは、ほうれん草、きくらげ、しめじ、にんじんなどからお好きなものを加えてみてください。これらは温め食材ではないですが、すでにかなりの温活レシピになっているのでご心配なく。
茹でささみ、みつば、油揚げのあんかけうどん
材料(2人分)
・うどん……2人分
・ささみ……2本
【A】
・酒……大さじ1
・水……2カップ
・みつば……1束
・油揚げ……1枚
・塩昆布……5g(〜お好みで)
・白すりごま……大さじ1
【B】
・おろし生姜……大さじ1と1/2
・しょうゆ……大さじ1と1/2
・酒……大さじ1と1/2
・塩……小さじ1/2
・かつおだし……2カップ
・片栗粉……大さじ1と1/2
・水……大さじ1と1/2
作り方
1. ささみがぎりぎり入るくらいの大きさの鍋にAを入れて沸かす。ささみを入れて再度沸いたら火からおろし、ふたをしてそのまま15分ほどおいて取り出し、食べやすい大きさに割く。
茹で汁はとっておく。みつばの軸は長さ2cmに切り、葉は摘む。油揚げは油抜きして横半分に切ってから5mm幅に切る。うどんを茹でる湯を沸かす。
2. 鍋にささみの茹で汁とBを入れて温め、油揚げを加え、同量の水で溶いた片栗粉を加えてとろみをつける。
3. うどんを茹でて器に盛り、ささみとみつばの軸をのせ、2をかけ、みつばの葉、塩昆布、すりごまをのせる。
このレシピでは、塩昆布や白すりごまのトッピングがおいしさをグーンと上げてくれています。無くても大丈夫ですが、塩昆布入りを想定しての塩加減なので、入れない場合はお塩を適宜足してくださいね。
また、うどんは乾麵でも冷凍でもお好きなものを選んでくださってよいのですが、稲庭系の細めのほうが、相性がよいと思います。
免疫力アップのためにも冷えを解消しましょう!
体温が低いと免疫力も下がります。免疫力はいま絶対に高めておきたいもの。まずはからだを温めて。
そして、気にはからだを温める作用だけでなく、抵抗力をつける働きもあります。気を補うタンパク質や穀物・豆類などの糖質もしっかり摂って免疫力を高めていきましょう。
ちづかみゆき Miyuki Chizuka(@miyukichizuka)|Instagram