【からだケアレシピ】消化促進とリフレッシュに!「金柑と蕪のサラダ」
温め食材で消化促進&気の巡りをサポート
あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします!
お正月明けの七草粥にも食べ過ぎをリセットする意味があるくらいですから、きっといつの時代も誰もがお正月にはたくさん食べてしまうのでしょう。
新年の目標にダイエットをあげたいところかとは思いますが、薬膳では冬は蓄える季節。まだまだ続く寒さに備えて、からだが自然と溜め込もうとするのです。
ダイエットしたいならもう少し先が最適、まずは消化不良をリセットしていきましょう。
そこで今回は、消化促進や食欲不振によいシンプルなサラダ「金柑のマリネと蕪のサラダ」をご紹介します。金柑も蕪も温め食材なので、生でもからだを冷やしすぎません。
金柑も蕪も食欲不振や消化促進によい食材ですが、金柑には気を巡らせる働きもあるため、イライラの解消、気分の落ち込み、ため息などへの効果も。痰を除く働きもあります。
そして蕪には元気を補い、おなかを温める働きや咳を止める効果も期待できます。
シンプルな組み合わせを丁寧に仕込みます
「2食材だけのサラダとなるとレシピなんていらないんじゃないの?」なんて思われそうですが、おいしく仕上げるためにほんの少し手間をかけます。
じつはこのレシピ、家でお出しするとかなりの頻度でレシピを聞かれます。作り方を説明すると、「なるほどー、そのひと手間のせいでおいしいのね!」と納得していただけます。
ではさっそく作り方を。
金柑と蕪のサラダ
材料(2人分)
・金柑……4個
【A】
・きび砂糖……大さじ1
・塩……少々
・こしょう……少々
・白ワインビネガー……大さじ1
・エクストラバージンオリーブオイル……大さじ1/2
・蕪……2個
【B】
・塩……ひとつまみ
・こしょう……少々
・白ワインビネガー……大さじ1
・エクストラバージンオリーブオイル……大さじ1
作り方
1. 金柑は洗って5mm幅に輪切りし、種を除く。ボウルにAを入れてよく混ぜ合わせる。とくにきび砂糖をしっかりと溶かすこと。
ポリ袋に金柑とともに入れて空気を抜いて縛り、10分以上マリネする。
2. 蕪の葉は小さめのものだけ選び、3cm幅に切る。実は縦に皮をむいて薄いくし形に切る。
3. ボウルにBを入れて混ぜ合わせ、水分をきった2を加えて和える。
さらに1を加えて和える。
このとき、金柑はざっと水分をきって、蕪の葉と実はしっかりと水分をきること。
※蕪の葉を多めに使う場合は水分を切った後、分量外のオリーブオイル小さじ1程度で葉だけ和えてからBのボウルに加える。もしくは食べる直前にBに加えて和える。
※蕪の皮が新鮮でやわらかそうな場合は皮をむかなくても大丈夫。
ポイント
金柑をマリネして下味をしっかりつけておくことがこのサラダがおいしくなるポイント。
砂糖をしっかりと溶かしてからマリネしてもらいたいので、ボウルではなくポリ袋に直接調味料をいれたいひとは、必ず調味料がしっかりと混ざった状態まで揉むなどし、ドレッシングを均等にしてから金柑を加えてください。
きちんと液体に漬かった状態でマリネしたいけれど、金柑をポリ袋に加えてからは決して揉まないで。ときどき上下を返してマリネしてください。
マリネする時間は金柑の仕込みが終わってから蕪を洗ったり、切ったり、調味料を用意したりと進めていけば、その時間で大丈夫です。もちろん金柑のマリネだけを先に作っておいて、ほかの食材(大根の塩もみ、キャロットラペなど)と合わせてもおいしいです。
新年は胃腸を整えることから始めましょう!
今回はサラダをご紹介しましたが、この時期は温かいお料理と組み合わせて召し上がってくださいね。
立春以降になると、いよいよダイエットシーズンがやってきます。いらない老廃物を溜めないためにも、それまでに胃腸を整えておきましょう。
ちづかみゆき Miyuki Chizuka(@miyukichizuka)|Instagram