Dana Wollman/Engadget

アップルが開発中の次世代iMacが「iMac Pro」と呼ばれ、新型MacBook Proで導入されたM1 ProおよびM1 Maxチップを搭載する可能性があるとの噂が報じられています。

このウワサの発信源は、有名リーカー(注目の未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)Dylandkt氏です。Dylandkt氏は14インチおよび16インチMacBook Proに同じプロセッサが搭載されると的中させた等の実績があります。

そんなDylandkt氏のツイートによると、本製品は社内で「iMac Pro」と仮称され、その名称をマーケティングチームも24インチiMacと区別するために検討しているとのことです。M1 ProとM1 Maxを積むとすれば、M1チップを搭載した24インチiMacとの差別化として分かりやすいとも思われます。

ちなみに、インテル製チップ搭載の先代モデルは今年3月に販売終了しており、記事執筆時点では「iMac Pro」は欠番になっているかっこうです。

さてDylandkt氏いわく、新生「iMac Pro」には、ProMotion技術(可変リフレッシュレート)を採用した27インチのミニLED画面が搭載されるとのこと。また24インチiMacとは違ってベゼルは黒になりつつも、Pro Display XDRとデザインが近い、すなわちナローベゼルになる可能性が示唆されています。

さらに顔認証のFace IDもテストしたとされながらも、採用は確定しないとのことです。その基本モデルには16GBのRAMと512GBのストレージが搭載され、全モデルには新MacBook Proと同様にHDMIポートやSDカードスロット、複数のUSB-C/Thunderboltポートが実装。また付属の電源アダプタにイーサネットが内蔵されるという、24インチiMacと同じ仕様も伝えられています。

そして価格は2000ドル(約23万円)以上〜であり、2022年前半に発売されるとのこと。本製品は現行の27インチiMacモデルに取って代わるとも述べられています。

アップルが大画面を持つiMacを開発中との噂は、米大手メディアBloombergも報じていたことです。

同誌の名物記者Mark Gurman氏は「インテル27インチモデルに替わる、より大きくてデザインを一新したiMacを開発中」であることや、それが「24インチiMacの出荷に集中するため、一時中断した」とも伝えていました。そして24インチiMacが今年5月に発売されたことで、開発が再開されたのかもしれません。

また、ディスプレイ専門アナリストのRoss Young氏は、アップルがミニLEDかつProMotion技術(最大120Hz)を搭載した27インチiMacを開発中と述べていました。16インチより広い画面を求めつつ、持ち歩きできなくてもいいユーザーには、2022年前半に朗報がやって来る可能性が高そうです。

Source:Dylnadkt(Twitter)

via:MacRumors