アップル、M1 ProとM1 Max搭載のMacBook Pro発売。プロ仕様、長時間バッテリー、Liquid Retina XDRディスプレイ搭載
アップルは、Macのために設計された初のチップで新しいM1 ProとM1 Maxを搭載したMacBook Proを2021年10月26日より、一部のアップル Storeとアップル製品取扱店での販売を開始する。14インチMacBook Proモデルは239,800円より16インチMacBook Proモデルは299,800円より。
M1 ProとM1 Max搭載のMacBook Proは、プロ向けのシステムでは初めてシステムオンチップ(SoC)アーキテクチャを採用。
M1 Proは、8つの高性能コアと2つの高効率コアから成るパワフルな最大10コアのCPUと、最大16コアのGPUを搭載。M1より最大70パーセント高速なCPUパフォーマンスと、最大2倍高速なGPUパフォーマンスを実現可能としている。
また、M1の帯域幅の3倍近い最大200GB/sのメモリ帯域幅を実現し、最大32GBの高速ユニファイドメモリにも対応。プロのビデオワークフローを意識してデザインされ、M1 ProはメディアエンジンにProResアクセラレータを追加し、高速で電力効率の高いビデオ処理を実現できるという。
M1 MaxはM1 Proと同じパワフルな10コアCPUを搭載し、GPUは2倍の最大32コアとしており、M1より最大4倍高速なGPUパフォーマンスを実現できるという。また、M1 Proの2倍、M1のほぼ6倍となる最大400GB/sのメモリ帯域幅と、最大64GBの高速ユニファイドメモリも備える。
M1 Maxは、より高度なマルチストリームパフォーマンスのために、2つのProResアクセラレータを導入して強化したメディアエンジンも搭載している。
その結果、Final Cut Proで4K ProResビデオストリームを最大30本、または8K ProResビデオストリームを最大7本編集可能。Afterburnerを搭載した28コアのMac Proよりも多くのストリームを編集できるとしている。またMac史上初めて、ビデオ編集者は編集卓からはるかに離れている時でも、バッテリー駆動で8K ProRes 4444ビデオをHDRでカラーグレーディングできるという。
各モデルの主な特長・仕様
14インチMacBook Pro>10コアCPUのM1 ProおよびM1 Maxを搭載した14インチMacBook Proで実現。
- 最大3.7倍速い、Xcodeを使用したプロジェクトビルド
- 最大3倍多い、Logic ProでのAmp Designerプラグイン
- 最大2.8倍速い、NASA TetrUSSでのコンピュテーショナル流体力学パフォーマンス
16コアGPUのM1 Pro、32コアGPUのM1 Maxを搭載した14インチMacBook Proは、グラフィックスを駆使するワークフローを強化。
- Final Cut Proでの4Kレンダリングが、M1 Proでは最大9.2倍、M1 Maxでは最大13.4倍高速化
- Affinity Photoでのラスターとベクターを組み合わせた場合のGPUパフォーマンスが、M1 Proでは最大5.6倍、M1 Maxでは最大8.5倍高速化
- Blackmagic Design DaVinci Resolve Studioでのエフェクトのレンダリングが、M1 Proでは最大3.6倍、M1 Maxでは最大5倍高速化
M1 ProとM1 Maxはどちらも16コアNeural Engineを搭載し、高速な機械学習(ML)タスクを高速実行。
- Final Cut Proでのオブジェクトトラッキングパフォーマンスが、M1 Proでは最大8.7倍、M1 Maxでは最大11.5倍高速化
- 最大7.2倍速い、Adobe Premiere Proでの1080p ProRes 422ビデオのシーン編集の検出
- 最大2.6倍速い、Adobe Photoshopで画像内の被写体を選択する際のパフォーマンス
16インチMacBook Pro
10コアCPUのM1 ProおよびM1 Maxを搭載した16インチMacBook Proで実現。
- 最大3倍速い、NASA TetrUSSでのコンピュテーショナル流体力学パフォーマンス
- 最大2.1倍速い、Xcodeを使用したプロジェクトビルド
- 最大2.1倍速い、Vectorworksでのパブリッシュパフォーマンス
16コアGPUのM1 Proおよび32コアGPUのM1 Maxを搭載した16インチMacBook Proは、より高速なグラフィックスパフォーマンスを実現。
- Affinity Photoでのラスターとベクターを組み合わせた場合のGPUパフォーマンスが、M1 Proでは最大2.9倍、M1 Maxでは最大4.5倍高速化
- Redshiftを使用したMaxon Cinema 4Dでのレンダリングが、M1 Proでは最大2.5倍、M1 Maxでは最大4倍高速化
- Final Cut Proでの8Kレンダリングが、M1 Proでは最大1.7倍、M1 Maxでは最大2.9倍高速化
M1 ProとM1 Maxはどちらも16コアNeural Engineを搭載し、高速な機械学習(ML)タスクを高速実行。
- Adobe Premiere Proでの1080p ProRes 422ビデオのシーン編集の検出が、最大4.4倍高速化
- Final Cut Proでのオブジェクトトラッキングパフォーマンスが、M1 Proでは最大3.6倍、M1 Maxでは最大4.9倍高速化
- Adobe Photoshopで画像内の被写体を選択する際のパフォーマンスが、M1 Proでは最大1.5倍、M1 Maxでは最大2倍高速化
バッテリー駆動時間
10コアCPUのM1 ProおよびM1 Maxを搭載した14インチMacBook Proで実現。
- 最大3.7倍速い、Xcodeを使用したプロジェクトビルド
- 最大3倍多い、Logic ProでのAmp Designerプラグイン
- 最大2.8倍速い、NASA TetrUSSでのコンピュテーショナル流体力学パフォーマンス
16コアGPUのM1 Pro、32コアGPUのM1 Maxを搭載した14インチMacBook Proは、グラフィックスを駆使するワークフローを強化。
- Final Cut Proでの4Kレンダリングが、M1 Proでは最大9.2倍、M1 Maxでは最大13.4倍高速化
- Affinity Photoでのラスターとベクターを組み合わせた場合のGPUパフォーマンスが、M1 Proでは最大5.6倍、M1 Maxでは最大8.5倍高速化
- Blackmagic Design DaVinci Resolve Studioでのエフェクトのレンダリングが、M1 Proでは最大3.6倍、M1 Maxでは最大5倍高速化
M1 ProとM1 Maxはどちらも16コアNeural Engineを搭載し、高速な機械学習(ML)タスクを高速実行。
- Final Cut Proでのオブジェクトトラッキングパフォーマンスが、M1 Proでは最大8.7倍、M1 Maxでは最大11.5倍高速化
- 最大7.2倍速い、Adobe Premiere Proでの1080p ProRes 422ビデオのシーン編集の検出
- 最大2.6倍速い、Adobe Photoshopで画像内の被写体を選択する際のパフォーマンス
10コアCPUのM1 ProおよびM1 Maxを搭載した16インチMacBook Proで実現。
- 最大3倍速い、NASA TetrUSSでのコンピュテーショナル流体力学パフォーマンス
- 最大2.1倍速い、Xcodeを使用したプロジェクトビルド
- 最大2.1倍速い、Vectorworksでのパブリッシュパフォーマンス
16コアGPUのM1 Proおよび32コアGPUのM1 Maxを搭載した16インチMacBook Proは、より高速なグラフィックスパフォーマンスを実現。
- Affinity Photoでのラスターとベクターを組み合わせた場合のGPUパフォーマンスが、M1 Proでは最大2.9倍、M1 Maxでは最大4.5倍高速化
- Redshiftを使用したMaxon Cinema 4Dでのレンダリングが、M1 Proでは最大2.5倍、M1 Maxでは最大4倍高速化
- Final Cut Proでの8Kレンダリングが、M1 Proでは最大1.7倍、M1 Maxでは最大2.9倍高速化
M1 ProとM1 Maxはどちらも16コアNeural Engineを搭載し、高速な機械学習(ML)タスクを高速実行。
- Adobe Premiere Proでの1080p ProRes 422ビデオのシーン編集の検出が、最大4.4倍高速化
- Final Cut Proでのオブジェクトトラッキングパフォーマンスが、M1 Proでは最大3.6倍、M1 Maxでは最大4.9倍高速化
- Adobe Photoshopで画像内の被写体を選択する際のパフォーマンスが、M1 Proでは最大1.5倍、M1 Maxでは最大2倍高速化
14インチモデルでは最大17時間、16インチモデルでは最大21時間のビデオ再生ができる。Xcodeで作業する場合、最大で4倍多いコードをコンパイルできるほか、Adobe Lightroom Classicを使って画像を編集する場合、最大で2倍長いバッテリー駆動時間を得られるという。
また、電源に接続しなくても、パフォーマンスが低下しないように設計されている。
ディスプレイ
16インチモデルは、Macノートブック史上最高・770万ピクセルを備えた16.2インチディスプレイを、14インチモデルは、14.2インチの有効画面領域と合計590万ピクセルをそれぞれ備えている。
MacBook Proとしては初めて、Liquid Retina XDRディスプレイを搭載した。最大1,000ニトのフルスクリーンの持続輝度、1,600ニトのピーク輝度、100万対1のコントラスト比となっており、Extreme Dynamic Rangeが、HDRコンテンツを鮮明かつ克明に表現するという。また、P3の広色域と10億色に対応。ProMotionテクノロジーによって、最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートに対応する。
ProMotionは、バッテリー駆動時間を維持するために、表示されているコンテンツの動きに合わせてリフレッシュレートを自動的に変化させる。映像編集者は、作業中の映像に最適なリフレッシュレートを固定することも可能としている。ディスプレイは、外枠がより細くなり、カメラの周りまで広がったことで、より広い領域にコンテンツを表示できるようになった。
ポート・接続性
14インチモデル/16インチモデル共に、3つのThunderbolt 4ポート、メディアにアクセスできるSDXCカードスロット、ディスプレイやテレビへの接続に便利なHDMIポート、ハイインピーダンスヘッドフォンに対応する進化したヘッドフォンジャックを実装。また、リニューアルされたMagSafe 3は、MacBook Proを保護しながら、充電ケーブルを素早く簡単に接続できるという。
さらに、Macで初めて高速充電を採用、30分で最大50パーセントまで充電できる。M1 Pro搭載モデルでは、最大2台のPro Display XDRを接続でき、M1 Max搭載のモデルでは、最大3台のPro Display XDRと1台の4Kテレビを、すべて同時に接続可能だ。ワイヤレス接続については、MacBook ProはWi-Fi 6とBluetooth 5.0にも対応する。
アップルのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデント、グレッグ・ジョズウィアック氏は、次のようにコメントしている。
アップルは世界最高のプロ仕様ノートブックを作ることを目指してきました。 そして本日、驚異的なパフォーマンス、比類のないバッテリー駆動時間、画期的な機能の革新的な組み合わせである、M1 ProとM1 Maxを搭載したまったく新しいMacBook Proを紹介できることを大変嬉しく思っています。
まったく新しいMacBook Proは、息をのむようなXDRディスプレイ、MagSafe 3などのさらに多くのポート、先進的な1080pカメラ、そしてすばらしい6スピーカーサウンドシステムのすべてを、美しく新しいデザインで実現します。 新しいMacBook Proは、他の追随をまったく許さない、私たちがこれまで作ってきた中でも群を抜く最高のノートブックです。