先週の24日に発売された新型iPad mini(第6世代)につき、アップルが開発者らに先代モデルから変更された画面サイズと解像度に合うようにアプリを更新するよう呼びかけています。一部のアプリは、アップデートされるまでフルスクリーンで動作しない場合がある模様です。

Apple Developer(開発者向け情報)サイトに掲載されたリリースによると、オートレイアウト(異なる大きさのiPhoneやiPad等で自動的にルールに沿ったレイアウトに調整する機能)を有効にしたほとんどのアプリは、iPad mini 6の画面でも問題なく動作するはず。が、そうでないアプリは新ハードに完全対応させるために、開発者自らがXcode 13(公式の統合開発環境)で再コンパイルする必要があるとのことです。

新型iPad miniは画面サイズが先代の7.9インチから8.3インチと大きくなり、解像度は1536×2048から1488×2266と縦長になってアスペクト比も変更されているため、更新されていないアプリは上下に黒いバーが表示される可能性があります。そのためアップルは「アップデートしたアプリをテストして、今日中にApp Store Connectで提出してください」と促しているしだいです。。

また米9to5Macは、一部のアプリがiPhone 13シリーズで正常に動作するため更新が必要な場合があると指摘しています。実際、InstagramアプリもiPhone 13上でトップバーが誤ってiOSステータスバーの下に表示される不具合(前モデルよりノッチ部分が小さくなっているため)が最新版では修正されています

iPhoneやiPadの画面が一新されて解像度やアスペクト比が変わるたびに対応を余儀なくされるアプリ開発者のみなさんは、大変な苦労をしていそうです。

Source:Apple

via:9to5Mac