カブス時代にはワールドシリーズ制覇に貢献したマイク・モンゴメリー(撮影は2018年)【写真:Getty Images】

写真拡大

2016年のワールドシリーズ胴上げ投手・モンゴメリーが怒り

 韓国プロ野球で球審からの注意に激怒した助っ人外国人がロジンバッグを投げつけた。実際の映像には「彼のキャリアは終わったな」との声が上がっていたが、元MLB投手とあって、米メディアも注目。「スニッカーズが必要だったかも」「ロジンバッグを投げるなど大暴れ」などと伝えられている。

 怒りが抑えられなかった右腕が、米国でも話題になった。10日のサムスン・ライオンズ―KTウィズの試合。サムスン先発のマイク・モンゴメリーは4回を投げ終え、投球間隔の「12秒ルール」で球審に注意を受けた。これに腹を立て、暴言を吐いて退場処分に。味方選手が止めに入る中、手に持っていたロジンバッグを球審に向かって投げつけた。ロジンは球審の腰付近に当たり、白い粉が舞い上げて地面に落ちた。

 さらにユニホームを脱いでグラウンドに投げつけ、ベンチ裏に下がっていった。モンゴメリーはMLBでも先発・中継ぎで通算183試合に登板し、2016年にはワールドシリーズ第7戦でカブスの108年ぶり世界一となる最後のアウトを奪い、胴上げ投手にもなった左腕だ。昨年、在籍していたロイヤルズを退団し、韓国に渡っていた。

 韓国メディア「MBCスポーツ・プラス」のダニエル・キム氏は「元カブス投手のマイク・モンゴメリーが球審の元に駆け寄り、ロジンバッグを投げつけた」とツイッターに動画付きでレポート。12秒ルールの違反を指摘されて怒った可能性にも言及していたが、米メディアもこの出来事を記事で報じている。

 米ヤフースポーツは「元カブス投手、KBOで審判に向かってロジンバッグを投げたため退場に」との見出しで記事を掲載。「32歳のモンゴメリーが審判に向かって突進し、チームメイトに止められたがロジンバッグを審判の背中に向けて投げつけた」と伝えた。また米スポーツ専門局「FOXスポーツ」も「ワールドシリーズの覇者、マイク・モンゴメリーがKBOで審判にロジンバッグを投げるなど大暴れ」との見出しでこの一件を報じた。

 米地元ラジオ局「KDKA」の電子版も「マイク・モンゴメリーはもしかすると、スニッカーズが必要だったかもしれない」と、空腹時のイライラを落ち着けるCMで知られる米国のチョコレートバーを持ち出して伝えてた。なお、試合は2-2で引き分けた。(THE ANSWER編集部)