池袋でワールドカレーツアー!マニアが惚れた世界のカレー11選 【カレー最前線#15】
世界各国のカレーが集う池袋!
中国をはじめとしたさまざまな国の人々が共存する「池袋」。ここには、駅徒歩圏内に世界のカレーやスパイス料理を楽しめるお店がそろっています。
ですが現地感が強く、良いお店ほど隠れ家的な場所にあり、なかなか見つけられないのもまた池袋の特徴。
1.【ネパール】在日ネパール人に愛される「ガルアーガン」
池袋西口を出て東京芸術劇場の先、立教大学に向かう通りは、さまざまなスパイス料理店やカレー店、激辛店がひしめく「池袋スパイスストリート」。ここに2020年、ネパール料理の名店が誕生しました。
多民族国家のネパールのカトマンズ盆地に住み、洗練された料理で知られるネワール族の料理がいただけるお店。広々とした店内にはステージがあり、通常時にはライブだけでなくネパール人たちが次々にステージに上がってカラオケする姿も見られました。
もちろんお店中央のスペースはダンスフロア。個室もあります。そう、つまりここは在日ネパール人たちの社交場なのです。
ネワリボジセット
圧倒的な品数のネワール族料理がズラリと並んだ嬉しいセットです。
前菜盛り合わせセット「サマエボジ」の豪華版なのですが、干し飯(チウラ)か白飯が選べたり、マトンカレーとチキンカレーにアルタマ(発酵タケノコとジャガイモ)スープが付いていたり、通常時にはネパールのお酒がついていたりと、プレートの上は豪華絢爛。
チキンカレーとマトンカレーは完全現地式で旨味抜群。それぞれのおかずも旨味、香り、発酵香と、めくるめく食のエンターテインメントが繰り広げられます。
「香草スープ」と言われた苦味たっぷりの汁がまたインパクト大で、満足度が異様に高いプレートです。
店舗情報
店舗名:Ghar Aangan(ガルアーガン)池袋西口店
公式SNS:https://twitter.com/nepalicuisine
電話番号:03-4361-9248
最寄駅:JR・東京メトロ・西武・東武 池袋駅 徒歩5分
郵便番号:171-0021
住所:東京都豊島区西池袋3-29-4 ジェストセブンビル 5F
市区町村:豊島区
町域:西池袋3-29-4 ジェストセブンビル 5F
営業時間:ランチ 11:00~15:00ディナー 17:00~20:00
定休日:月曜
2.【インド 】池袋を代表する南インド料理の名店「エーラージ」
今でこそ(多少は)認知が広がった南インド料理ですが、池袋で20年ほど続くこのお店は今や老舗の域。
お店のオーナーシェフ、ラージさんは南インド・チェンナイ出身。かつて、日本の南インド料理店のパイオニア「アジャンタ」の厨房にいた方で、2002年に独立し「A-RAJ(エーラージ)」を立ち上げました。
南インド料理の定番であるミールスやドーサのほか、マドラスパロタをはじめ面白い料理があれこれ。期間限定メニューも多く、何度行っても飽きません。
ノンベジミールス
まず食べていただきたいのは、ラージさん特製の南インドミールス。
インドの揚げパン「プーリ」やバナナ(南インドでは潰してカレーに混ぜることも)が添えられているあたりも特徴的ですが、注目ポイントはやはり名物カルワットカレー。なんと、煮干しとなすを使った素朴なカレーで、ラージさんのおふくろの味なんです。
マトンキーマやチキンキーマは、ルーツである「アジャンタ」を彷彿とさせる安定のおいしさ。添えられたオニオンアチャールもアジャンタ流です。
店舗情報
店舗名:A-RAJ(エーラージ)
公式SNS:https://twitter.com/araj_ikebukuro
電話番号:03-6915-2824
最寄駅:東京メトロ有楽町線 東池袋駅 徒歩1分都営荒川線 東池袋四丁目駅、都電雑司ヶ谷駅 徒歩3分東京メトロ副都心線 雑司が谷駅 徒歩10分JR・東京メトロ・西武・東武 池袋駅 徒歩10分
郵便番号:171-0022
住所:東京都豊島区南池袋2-42-5 グランステージ 1F
市区町村:豊島区
町域:南池袋2-42-5 グランステージ 1F
営業時間:ランチ 11:30~15:00(L.O.14:30)ディナー 18:00~22:30(L.O.22:00)
定休日:火曜
3.【ミャンマー】池袋から春の革命「スプリング・レボリューション・レストラン」
2021年2月の国軍クーデター以来、悲しい状況が続いているミャンマー。
同年6月1日にリニューアルオープンしたこちらの店名「春の革命」とは、5月に起きた国内外のミャンマー人たちによる一斉抗議デモの呼び名です。売り上げはすべてミャンマー支援に充てられるというコンセプト。
東南アジアと南アジア、東アジアの接点でもあるミャンマーには、インド料理に近い料理もあれば、タイ料理や中華料理に近い料理もあります。メニューにはミャンマーのビリヤニ「ダンパウ」も。さらにランチはミャンマー料理のビュッフェ形式で、なんと1000円というすごさ!
おいしく食べて、学んで、ミャンマーを支援してみませんか?
オンノウ・カウスエ
麺料理天国としても知られるミャンマー。こちらはココナッツミルクと鶏肉で作ったスープに縮れ中華麺が入ったひと品です。タイ北部のカレーラーメン「カオソイ」の親戚にあたります。
カオソイよりもラーメンテイストが強く、辛さよりも旨みと香ばしさ押し。添えてある唐辛子ふりかけで辛さもマシマシにできます。クセになる味わいで、誰にでもおすすめできる麺料理ですよ。
サモウサ
いわゆるインドの「サモサ」ですが、肉厚な衣ではなく、揚げ春巻のようにパリッと。地理的に隣接していることもあり、バングラデシュのサモサにも似ています。
中は、ほぼカレーコロッケの具と思って良いでしょう。おつまみとしても最高ですよ。
店舗情報
店舗名:Spring Revolution Restaurant (スプリング・レボリューション・レストラン)
公式SNS:https://www.facebook.com/springrevolutionrestaurant/
電話番号:080-2035-0948
最寄駅:JR・東京メトロ・西武・東武 池袋駅 徒歩2分
郵便番号:171-0021
住所:東京都豊島区西池袋1-20-4 第7三宅ビル 3F
市区町村:豊島区
町域:西池袋1-20-4 第7三宅ビル 3F
営業時間:ランチ 11:00~15:00ディナー 17:00~20:00
定休日:月曜
4.【マレーシア】日本マレーシア料理のパイオニア「マレーチャン」
2021年で創業33年。日本マレーシア料理店の先駆けにして、ハラール対応レストランの先駆け。その料理レパートリーは100を超えるというすごさです。
池袋西口スパイスストリートにある本店のほか、東池袋に肉骨茶(バクテー)メインの2号店「マレーチャンdua(デュア)」、ハラール料理の仕出し専門のキッチンも持っており、東京オリンピック2020で多数来日したムスリム選手団の食を支えるなど、見えないところでの文化貢献は計り知れません。
最近は仮想通貨での支払いにも対応し、対応通貨数世界一との噂も。マジか!と思いましたが、かねてから多様な顧客を相手にしてきたお店ですから、納得でもあります。
銀針麺(Silver Needle Noodle)
中華圏で「銀針粉」と呼ばれる、米粉とタピオカ粉を練った麺を使用(焼麺タイプかスープ麺タイプから選べます)。麺は短く、両端が細い紡錘形。これ一本一本を手で練って作るそうです!
ママがマレーシアでどハマりし、いつかお店で出したいと思っていたもの。昨今の「タピオカブーム」によってタピオカ粉が安定入手できるようになったことで、晴れてオンメニューしたのだそう。
まずできたてをいただくと、タピオカ特有のプニプニした食感がたまりません。いわば、“プニプニ焼きそば”。こりゃあウマい、ウマすぎる!
食べ進んで麺が少し冷めてくると、今度は弾力ある食感へと徐々に変化。これはこれでなかなかクセになります。もうタピオカはこの食べ方だけでいいんじゃないかと思えるほどの傑作!
テンペドライカレー
テンペ独特のフニャリとした食感と甘酸っぱさ。カレーという意識でいただくと、あまり食べたことのない落としどころに一瞬戸惑いますが、しだいにクセになってきます。
ちなみにライスは、ジャスミンライス。インド系マレーシア料理「ナシブリヤニ」にはパキスタン産バスマティ米を使用しており、つまりは常時両方用意しているんですよね。
店舗情報
店舗名:MALAYCHAN satu(マレーチャン サトゥ)
電話番号:03-5391-7638
最寄駅:JR・東京メトロ・西武・東武 池袋駅 徒歩5分
郵便番号:171-0021
住所:東京都豊島区西池袋3-22-6
市区町村:豊島区
町域:西池袋3-22-6
営業時間:火~金ランチ 11:00~15:00ディナー 17:00~22:00(L.O.21:45)土~日11:00~22:00(L.O.21:45)
定休日:なし
5.【スリランカ】天空のBBQとスリランカ料理「フロリダ亭」
本格的なスリランカのバナナリーフカレーが楽しめて、屋上でバーベキューもできる。外観はマンションにしか見えず、店名はなぜか「フロリダ亭」……いろいろインパクト大なお店が2020年7月に誕生。
実はここ、元々スリランカ系の留学生が多く住むマンションで、オーナーの斎藤“マサ”さんはフロリダ・タンパベイ帰りのバーベキューマスター。
マンションのロビー空間をイートインスペースに、屋上を要予約のバーベキュースペースに活用しているという超変則店なのです。ところが、そんなネタ性を吹き飛ばすほど料理は本格的。
ひと組ごとの屋上バーベキューは、予約時の電話にて内容をカスタマイズ可能。もちろん通気性も抜群ですよ。
バナナリーフカレー
バナナの葉っぱで包まれた、スリランカで人気のお弁当スタイル。
スリランカのミックススパイス「トゥナパハ」が効いたドライチキンに野菜のモジュ(炒めもの)、パリップ(スリランカ豆カレー)、フライドエッグがのっています。
豪快に混ぜていただきましょう。バナナの葉に包むことで、隅々まで香りと旨味が染みわたっており、最高の食べ心地。この本格仕立てで驚きの安価!池袋の最強デイリーランチとして有効活用できますよ。
店舗情報
店舗名:フロリダ亭
公式SNS:https://twitter.com/kyrCFc0wE3Rq54u?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
公式SNS:https://www.instagram.com/floridatei_srilanka/
公式SNS:https://www.facebook.com/FLORIDATE0528
電話番号:080-4433-3362
最寄駅:JR・東京メトロ・西武・東武 池袋駅 徒歩8分東京メトロ副都心線 雑司が谷駅 徒歩5分
郵便番号:171-0022
住所:東京都豊島区南池袋2-6-7 サンシャインタワー 1F
市区町村:豊島区
町域:南池袋2-6-7 サンシャインタワー 1F
営業時間:ランチ 11:00~14:30ディナー 17:00~21:00(L.O.20:30)土・日・祝11:00~21:00(L.O.20:30)※ランチメニューは17:00まで
定休日:水曜
6.【カンボジア】中華料理店の個性派カレー「味楽来」
池袋西口側には数え切れないほどの中華料理店がひしめいていますが、そのオーナーやシェフの出自はさまざま。中国あちこちの地方だけでなく、東南アジアの華僑系のお店だってあるんです。
こちら「味楽来」のマスターも、カンボジア生まれの日本育ち。ほかとひと味違う料理を提供しています。
個性的な店名……読み方は「みらくる」ですよ。
鶏肉エスニックカレー
カンボジアのカレーをベースに、日本向けにアレンジしたというカレー。
ココナッツミルクもちょっと入っているそうですが、まろやかというよりは激辛の域。そのどこが「日本向け」なのかはわかりませんが(笑)、シャバシャバでオイリーなテクスチャーはちょっとパキスタンのカレーを彷彿とさせ、謎レベルのおいしさ。
ライス、ザーサイ、白湯スープ、サラダが付いてきますが、カレー単品注文もできるようです。そしてなんと、レトルトカレーとして商品化。ビックリです。
店舗情報
店舗名:味楽来(みらくる)
電話番号:03-3988-4428
最寄駅:JR・東京メトロ・西武・東武 池袋駅 徒歩5分
郵便番号:171-0014
住所:東京都豊島区池袋2-3-5 曙ビル 1F
市区町村:豊島区
町域:池袋2-3-5 曙ビル 1F
営業時間:ランチ 11:00~14:00ディナー 17:30~23:00
定休日:日曜
7.【パキスタン】パキスタン料理の神髄と“脳髄”を「マルハバ」
池袋駅北口からほど近い場所にありながらも、ひっそり静かに営業を続けるパキスタン料理の老舗。インド料理としておなじみのカレーやナン、ビリヤニなどもパキスタン式で、特にカバブといった肉料理系にパキスタン色が濃く表れます。
土日限定メニューで、パヤやハリームなどのムスリム料理がいただけることも。ほかのインド料理店との違いを発見するのも楽しいですよ。
ブレインマサラ
これはインパクト抜群、なんと羊の脳味噌のカレー。ほかではなかなかいただけない貴重なメニューです。
最初は抵抗ある人も多いかと思いますが、実際食べてみると白子とあん肝の中間のような食感と風味。ズシッと濃厚なのでナンが進みますよ。
店舗情報
店舗名:MARHABA(マルハバ )
電話番号:03-3987-1031
最寄駅:JR・東京メトロ・西武・東武 池袋駅 徒歩9分
郵便番号:171-0014
住所:東京都豊島区池袋2-63-6 パレスガーデンミラノ 1F
市区町村:豊島区
町域:池袋2-63-6 パレスガーデンミラノ 1F
営業時間:月~土ランチ 11:00~15:00ディナー 17:00~22:30日・祝11:30~21:00
定休日:なし
8.【タイ】一目置かれる、タイ料理の名店「プリック」
池袋西口から北口にかけては、レベルの高いタイ料理店が集まるエリア。なかでも「ピラブカウ」と並んで一目置かれる名店がこちらです。
「ピラブカウ」が屋台テイストのワイルドさが売りなら、こちらはよりレストランスタイル。ただし日本人に合わせ加減……なんてことは一切ないタイ現地の味です。
メニューにはポピュラーなタイ料理から、タイ東北イサーン地方のちょっとクセがあるものまで。比較的大皿での提供ですが余ったらテイクアウトもOKなので、いろいろな料理にトライしてみてくださいね(辛いのが苦手な方は事前に伝えれば対応してくれるのでご安心を)。
プーパッポンカリー
カニと玉子、セロリやパプリカなどの野菜を炒めたタイの中華系カレー「プーパッポンカリー」。ソフトシェルクラブを用いているため、とても食べやすいんです。
辛さはほどほどでほんのり甘く、フワッとした玉子とセロリの食感のコントラストも絶妙。東京でも屈指の完成度を誇るプーパッポンカリーと言えるでしょう。
食べていくうちに絶対お米が欲しくなるので、税込300円のカオスワイ(白米)を合わせて。
スップノーマイ
クセの強い料理が好きな方には、タイ東北イサーン地方料理を。
すっぱ辛い味わいがクセになる発酵タケノコサラダです。メンマのような歯ごたえで、ご飯との相性も抜群。タイのもち米カオニャオとよく合います。
料理が登場したときの「ムワワ~ン」という発酵臭は正直賛否が分かれるでしょうが、好きな人には堪らない魅力といえるでしょう。
店舗情報
店舗名:プリック
電話番号:03-3590-3413
最寄駅:JR・東京メトロ・西武・東武 池袋駅 徒歩5分
郵便番号:171-0014
住所:東京都豊島区池袋2-62-6 第三栄寿マンション 1F
市区町村:豊島区
町域:池袋2-62-6 第三栄寿マンション 1F
営業時間:11:30~翌3:30
定休日:月曜
9.【ドイツ】現地料理をアレンジしたカレー「カリー・ザ・ハードコア」
ドイツ料理をベースに、スパイスカレーへと再構築した注目のカレー店。基本となるカレーは、ドイツのシチュー料理「グヤーシュ」にスパイスを加え、シャバシャバカレーに仕上げたもの。
さらにドイツの「フリカデレ」というひと口サイズのハンバーグ、「シュマルツ」という背脂で作るバターのようなものを添えた独特のカレーなんです。
オーナーシェフの喜多康平さんは、なんと元声優。異色の経歴も、この店のオリジナリティにひと役買っているのかもしれません。
ハードコアカレー
ハンバーグ3個のノーマルカレーに対し、こちらは5個入り。さらにチキンドラムが2本入った数量限定のスペシャル仕様です。「ハードコアカレー」という名前で「ハンバーグが5個」と聞けば、どんなドカ盛りハイカロリーなカレーかと思うでしょうが、実際そんなことはありません。
「グヤーシュ」をベースにしたカレーはサラサラで牛の旨味たっぷり。バスマティと日本米をミックスしたライスと合わせ、お茶漬けのようにスルスルといけちゃいます。ひと口サイズのハンバーグだって、ホクホクといくらでも食べられますよ。
そして「シュマルツ」、これがビックリ。見た目はラードの塊のようですが、とても滑らかな舌触りで、バターとクロテッドクリームの中間のような爽やかさ。これをカレーに混ぜ込むと、ちょっと形容しがたい味変をするのです。これは実際に食べていただくほかありません。
店舗情報
店舗名:CURRY the HARDCORE(カリー・ザ・ハードコア)
公式SNS:https://twitter.com/c_t_hardcore?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
公式SNS:https://www.instagram.com/c_t_hardcore/
最寄駅:東京メトロ副都心線 雑司が谷駅 徒歩2分JR・東京メトロ・西武・東武 池袋駅 徒歩15分
郵便番号:171-0032
住所:東京都豊島区雑司が谷2-26-6 ふらっと雑司が谷 1F
市区町村:豊島区
町域:雑司が谷2-26-6 ふらっと雑司が谷 1F
営業時間:17:00~20:00※日によって変更することもあり得るのでSNSで要確認
定休日:月曜・火曜(臨時休業の際は店舗SNSで告知)
10.【日本】大衆洋食の人気店による傑作カレー「キッチンABC」
神戸生まれということもあり、街の洋食店が好きな私ですが、東京で一番好きなお店は?と訊かれたら、迷わず「キッチンABC(エービーシー)」。
創業は1969年。カジュアルでリーズナブルながら、料理の細部にまでこだわりと捻りが感じられ、毎度唸らせられるのです。
オリエンタルライス、インディアンライス、チキン南蛮タルタルといった人気メニューに加え、何といっても素晴らしいのはスパイシーな「黒カレー」。
これらをさまざまに組み合わせたコンボメニューも多く、楽しみ方は自由自在。私はテイクアウト弁当も利用していますよ。池袋の西口と東口にそれぞれお店があります。
オムチキンカツカレー
名物「黒カレー」のバリエーションのなかでも、特におすすめしたいのが「オムカレー」。なんと、玉子で包まれた中もドライカレー(いわゆる昔ながらのピラフタイプ)なんです。
真っ黒でビシッとスパイシーな黒カレーのおいしさもさることながら、辛さをふわりと和らげる玉子、と思いきや中から現れるムワッと濃厚なドライカレー……その三重奏がなんともたまらないのです。さらにその上に、老舗洋食店ならではのサックリしたチキンカツをのせれば、もう思い残すことはありません。
それにしても黒カレー、ドライカレー、オム、カツと、どれほどの手間と火口を使っているのだろうと思うと、ありがたすぎて頭が下がります。
さらにセットでついてくる味噌汁にも注目。そっと背脂が入っていて旨みが抜群なんです。細部へのこだわり、それは料理への愛ですね。
店舗情報
店舗名:キッチンABC(エービーシー)西池袋店
公式SNS:https://www.facebook.com/キッチンabc-2353103944734605/
公式SNS:https://www.instagram.com/kitchenabc50/?hl=ja
電話番号:03-3982-1703
最寄駅:JR・東京メトロ・西武・東武 池袋駅 徒歩2分
郵便番号:171-0021
住所:東京都豊島区西池袋3-26-6 サンサーラ西池袋ビル102
市区町村:豊島区
町域:西池袋3-26-6 サンサーラ西池袋ビル102
営業時間:月~金ランチ 11:00~15:30ディナー 17:00~22:00(L.O.21:30)土・日・祝11:00~22:00(L.O.21:30)
定休日:なし
11.【世界】青空の下で、世界横断のスパイスカレー「プラマーナ・スパイス」
2020年東池袋に誕生したイケ・サンパークにあるスパイスカレーのお店。
店主の加藤さんは世界中を旅していた道中、ペルーの山小屋でスパイスの魅力に目覚めたそう。旅の記憶をもとに、独自調合したスパイスを用いたカレーを提供しています。
もちろんテイクアウトできますが、公園でのイートインも可。天気のいい日は、芝生と青空の間で心地よいスパイス体験ができますよ。
カレー2種盛りプレート
カレーはドライチキンカレーとマトンキーマ。南インド料理が軸の、かなりしっかりしたプレートです。
ドライチキンカレーは青唐辛子、フェンネル、ブラックペッパーが効いてスパイシー。マトンキーマは肉肉しくジューシーなセミドライタイプ。八角をはじめとしたホールスパイスがゴリゴリで、食べ応え十分です。
プラスアルファで付いてきた冬瓜カレーは、ココナッツミルクと刻みココナッツがふんだんに用いられたシャバシャバタイプ。ブロック切りの冬瓜に旨味と酸味が染みて夏気分全開です!副菜にはゴーヤやマンゴーのアチャールなど。
料理にはファーマーズマーケットの野菜を用いているそうで、内容はその時々。カレーを食べながら季節を感じるのにも最高な料理と環境です。
店舗情報
店舗名:Pramana Spice(プラマーナ・スパイス)
公式SNS:https://www.instagram.com/pramanaspice/
公式SNS:https://twitter.com/kpe4rdtvxnpy7gy
電話番号:03-6914-1782
最寄駅:都営荒川線 向原駅 徒歩5分JR・東京メトロ・西武・東武 池袋駅 徒歩10分
郵便番号:170-0013
住所:東京都豊島区東池袋4-42
市区町村:豊島区
町域:東池袋4-42
営業時間:11:00~日照時間による※公式インスタで情報発信あり
定休日:月曜(祝日は営業の時もあり)
池袋で世界のおいしさに触れよう
池袋駅から散歩できる範囲だけでも、これだけ多くの国のカレーがいただけるんです。
味はもちろんのこと、それぞれの国や地域の文化に触れ、学びを得るのも池袋カレー巡りの醍醐味。ぜひ、店員さんに話しかけてみてくださいね(もちろんマスク着用でね)。
※ 記事の内容は、公開時点の情報です。記事公開後、メニュー内容や価格、店舗情報に変更がある場合があります。来店の際は、事前に店舗にご確認いただくようお願いします。