青春の味を再現!料理芸人 クック井上。さんの「町中華カレー」【今日のおうちカレー #7月2日】
中毒性抜群!町中華カレー
料理芸人・農水省FANアンバサダー/クック井上。
お笑い芸人活動の傍ら、食と料理を愛するあまり、ジュニア野菜ソムリエ、フードコーディネーター、食育インストラクター等、食の資格を取得。“最強料理芸人”として料理教室の講師や食のイベントMC、企業のレシピ開発等に携わる。
今回僕が紹介するカレーは、近畿大学在学中に毎日通った町中華「食堂きむら」のカレーライスを再現したものです。にんにくがガツンときいていて中毒性抜群。学生の舌と脳にパンチを食らわすメニューでした。
今でも無性に食べたくなるあの味を家でも楽しみたいと思い、研究して再現した青春の味です。
〈町中華カレー〉
調理時間:40分
材料(5人分)
・牛バラ(焼き肉用)……200g
・玉ねぎ……200g
・男爵いも……150g
・にんじん……50g
・にんにく(すりおろし)……20g
・長ねぎ(緑色の部分)……10cm程度
・しょうが(薄切り)……2枚
・料理酒……50cc
・水……800cc
・とんかつソース……大さじ1杯
・顆粒鶏がらスープの素(中華) ……小さじ1~2杯
・S&Bゴールデンカレー(カレールー)……99g
・S&B赤缶カレー粉……小さじ2杯
・サラダ油……大さじ1杯
コツ・ポイント
にんにくの半量を最後に入れてガツンと!
にんにくを2回に分けて入れるのがポイントです。1回目は味の土台として最初に。2回目はガツンときかせるため最後に入れます。
男爵いもは、混ぜていくうちに2/3ぐらいの大きさに削れていくイメージ。カレーの粘度が高まり、舌にのったときの味わいが増します。また、長ねぎとしょうが、鶏がらスープの素で町中華の命“ラーメンスープ”を再現しています。
作り方
1. 具材を切る
牛バラ肉を4×2cm幅、玉ねぎを繊維に沿って5mm幅、男爵いもを10~12等分、にんじんを半月切りまたはいちょう切りに切ります。
2. 具材を炒める
鍋にサラダ油をひき強火で牛バラ肉を炒め、にんにくの半量、玉ねぎ、男爵いも、にんじんを加えて牛の脂が全体にいきわたるように混ぜ合わせます。
3. 水分を入れてアクをとる
料理酒、水の順番で注ぎ入れ、沸騰したらアクをとります。
4. 味付けをして煮込む
ねぎ、しょうが、とんかつソース、鶏がらスープの素を加え、蓋をして弱火で1時間ほど煮込みます。
5. カレーのルーを入れる
一旦火を止めてカレーのルーを入れたら、弱火にして5分ほど混ぜながらルーを溶かします。
6. 寝かせて味を調える
火を止めて粗熱を取ったら冷蔵庫で1日寝かせます。 にんにくの残り半量とカレー粉を加えて火にかけ、焦げないように混ぜながら温めたら完成です!
いつでも元気をもらえる、青春の味
「今日はがんばるぞ!」というときや、逆に「疲れているな」というときに、このカレーを食べれば、にんにくやスパイスの刺激と町中華の味で一気に元気が出ます。
ウスターソースを少しずつかければ、酸味とスパイシーさが加わってまた違うおいしさに。誰もがやみつきになる「町中華カレー」、暑い夏にぜひ試してみてください!
文・写真/クック井上。
企画・編集/macaroni 編集部