カフェごはんを叶える!美しい目玉焼き&ポーチドエッグを作る方法
カフェごはんみたいな卵料理を作りたい!
こんにちは。macaroni 料理家のりなきちです。
今月のmacaroniのテーマは「雨の日はおうちレストラン」。レストランやカフェで食べる目玉焼きってつるんとぷっくり形のととのった美しい見た目で、思わず写真を撮りたくなってしまうと思いませんか?そんな卵料理をおうちでも作れたら……!
これぞ王道!美しい半熟目玉焼き
圧倒的な存在感を放つ美しさ!そのまま食べるだけでもテンションが上がる、ホテル風の目玉焼きです。黄身はトロトロですよ。
卵はMサイズ~Lサイズ、冷蔵庫から出したてのものを使いましょう。きれいな目玉焼きを焼くポイントは卵白。 水溶性卵白は広がりやすいので、意図しない方向に広がりへんてこりんな形になりがちなんです。
そのためには、ザルで白身を濾すことが大切。盛り上がった濃厚卵白だけを残して焼くと、丸くきれいな形に焼けますよ。
用意するもの
・卵……1個
・油……少々
・塩……ひとつまみ
・フライパン
・ふた
・ボウル
・ザル
・フライ返し
作り方
1. ザルに卵を割り入れる
ボウルにザルをセットし、卵を割り入れてサラサラな水溶性卵白を落とします。
下に落ちた水溶性卵白は、スープや味噌汁に加えたり、卵焼きやオムレツを作る際に加えたりして有効活用しましょう。
2. フライパンに卵を入れる
フライパンにサラダ油を引き、塩をひとつまみふります。弱火で熱し、卵をそっと流し入れます。
3. 卵をじっくり焼く
そのまま弱火で5、6分ほどじっくり焼きます。白身が固まってきたらふたをして30秒ほど蒸し、完成です!
焼き方にコツあり!オーバーイージー
オーバーイージーは、サニーサイドアップとも呼ばれるアメリカ人が好む両面焼きの目玉焼きです。黄身の部分は膜が張っていますが、中は半熟でトロッとしています。半熟度合いが生に近いので、ごはんにのせて丼にしてもおいしいですよ。
使う卵は冷蔵庫から出したてのものでOK。白身が固まってきたらひっくり返して一気に仕上げるので、焼き時間が短くすぐにできあがります。
用意するもの
・卵……1個
・油……少々
・塩……ひとつまみ
・フライパン
・フライ返し
作り方
1. フライパンに卵を割り入れる
フライパンを強火で熱し、油を引きます。塩をふって卵を低い位置からそっと割り入れます。
2. 卵を焼く
1分ほどで白身のまわりが固まってきます。中心部分の白身部分は生状態で大丈夫です!
3. 卵をひっくり返す
ひっくり返したらふたはせず、50秒ほど焼いて完成です!
オーバーイージーは黄身が崩れやすいイメージがあるかもしれませんが、落ち着いてフライ返しで取り出せば大丈夫ですよ。
きれいに固まる!ポーチドエッグ
ポーチドエッグとは、日本語で落とし卵と呼ばれるように、熱湯に卵の中身を落とし入れて加熱したものです。白身に覆われた黄身はトロトロで、ゆで卵に比べて短時間で作れます。エッグベネディクトに使用するのが代表的ですね。
ポーチドエッグを上手に作るには、湯に酢を入れることがポイント。酢にはたんぱく質を固める効果があるので、卵を湯に入れたそばから表面が固まり、うまくまとまりますよ。卵は冷蔵庫から出したてのものを使うようにしてください。
用意するもの
・卵……1個
・水…… フライパンの8割ほど
・酢…… 小さじ2杯
・フライパン
・ふた
・ボウル
・穴じゃくし
・キッチンばさみ
作り方
1. フライパンで湯を沸かす
少し深めのフライパンでお湯を沸かします。
もちろん鍋で作ってもいいのですが、フライパンのほうが沸かす湯の量が少ないぶん時短でき、かたづけがラクですよ。
2. 湯に卵を入れる
酢を加え、穴じゃくしや菜箸などでグルグルかき混ぜて渦を作ります。ボウルに割り入れた卵を、渦の中心めがけて低い位置からそっと落とします。
3. 卵をゆでる
ふたをして火を止め、3分間放置します。
4. 卵を取り出す
穴じゃくしですくいあげ、水気を切ったら冷水にさらします。
5. 余分な白身をカットする
白身のふちの部分をキッチンばさみで切り取り、形を整えます。こうすることで簡単にきれいな見た目のポーチドエッグを作ることができますよ。
トーストやマフィンにのせ、お好みの味付けでどうぞ!パスタやカレーのトッピングとして使ってもいいですね。
ちょっとしたひと手間でカフェ風ごはんは作れる!
ハードルが高いと思いがちな、美しい見た目の目玉焼きやポーチドエッグ。ザルを使ったりキッチンばさみで切ったりと、ちょっとした工夫でお店のようにきれいな仕上がりになりますよ。
雨の日は外出するのが億劫になりがちですが、おうちでカフェ風ごはんを作ってみるのもいいかもしれません。そのときは、美しいトロトロ卵をお忘れなく!