父の日はおうちで過ごそう!子どもが作る「パングラタン」のレシピ

教えてくれた人

リトルシェフクッキング 代表/子ども料理研究家® 武田昌美さん
料理を通じて子どもの才能を開花させ、挑戦する勇気・失敗への前向きな姿勢を養うことを目的とする料理教室「リトルシェフクッキング」を経営。2歳から19歳まで、のべ3,000人以上の子どもに料理を通じた学び「EduCooking」を教えている。

ちょっぴり豪華に!彩り野菜の「パングラタン」レシピ

野菜をトッピングしたパングラタンは、彩り鮮やかでいつもよりも少し豪華な仕上がりに。おしゃれなお皿に盛りつければ、おうちでレストラン気分を味わうこともできますよ♪

「面倒なイメージのあるパングラタンですが、ホワイトソース作りにをレンジを使うことで、子どもでも簡単に作れるんです。一定のルールに則った色・順番でカラフルな野菜をトッピングすることは感覚を身につける知育にも繋がります。

大人は必要な場面だけをサポートし、なるべくお子さんメインで作れるようにしてみてくださいね」

作るときの注意点

生で食べられる具材を使う

子どもは調理中の料理を誤って食べてしまうことがあります。鶏肉やひき肉など生食できないものを誤食してしまうと危険なので、ツナ、ウインナー、コーンなどそのまま食べてしまっても問題がない具材を使用しましょう。

大人がサポートすること

野菜のカットや下準備など、包丁を使う工程は大人がおこなってください。レンジやオーブンから熱いお皿を取り出す際もやけどのおそれがあるので、大人がサポートするようにしましょう。

材料(1人分)

・食パン……1枚
・ツナ缶 (水気を切る)……20g
・ズッキーニ……1/4本
・ミニトマトorトマト……50g
・じゃがいも……25g
・ピザ用チーズ……20g

<ホワイトソース>
・バター……10g
・薄力粉……10g
・牛乳……100cc
・コンソメ……小さじ1/4杯
・塩……少々
・こしょう……少々

作り方

下準備

・ツナは水気を切っておきます
・トマトズッキーニ・じゃがいもは2mmにスライスしておきます
・じゃがいもは水に晒し、浸し水気を切ったらレンジで1分30秒加熱し粗熱をとります

1. ホワイトソースを作る

耐熱ボウルにバターと薄力粉を加えます。ふんわりとラップをして電子レンジ600Wで20秒加熱しましょう。

「バターは溶けていればOK!温めすぎると火傷の原因になるので注意してください。溶けていなければ、少しずつ加熱時間を追加するようにしましょう」

電子レンジから取り出したら粉っぽさがなくなるまで混ぜます。

全体が混ざったら、牛乳を3回に分けて加えその都度よく混ぜます。すべて混ざったらコンソメを加えて、ふんわりとラップをして電子レンジ600Wで1分半加熱します。

「牛乳は一気に入れてしまうと均一に火が通らずダマになってしまうので、必ず3回に分けて加えましょう!」

取り出したらよく混ぜてふんわりとラップをし、さらに電子レンジで600W20秒加熱します。取り出したら塩こしょうで味を調えましょう。ここでオーブンを220度で予熱をしておきます。

「レンジ加熱後のボウルを触るときは、必ず大人が温度を確認してください。軍手をつけてあげるとより安全に作業ができますよ」

2. 耐熱容器に具材を入れる

食パンをひと口大にちぎり、グラタン皿に入れます。

ちぎったパンの上にホワイトソースをかけたら、ツナをのせて全体に広げます。

3. 野菜をトッピングする

最後に野菜をトッピングします。それぞれの野菜を繰り返し並べる飾り付けに挑戦!

「年齢によってトッピングの方法を変えてみましょう。ぐるぐると渦のように飾り付けたり、お花のように飾り付けたりするのがおすすめですよ!」

4. チーズをのせ、220度のオーブンで焼く

ピザ用チーズをのせ、オーブン220度で15分~焼き色がつくまで焼いたら完成です!

心を込めたおもてなし料理で感謝を伝えよう!

こんがりと焼けたパングラタンは、お父さんのお腹や心を満たしてくれること間違いなし!ほぼすべての工程を自分でおこなうことで、お子さん自身も料理に興味を持ったり達成感を感じることができますよ。

ちなみに今回料理を作ってくれたお子さんは“野菜を並べるところ”が楽しかったそう♪ 手紙やカードを一緒に添えて、ぜひお父さんに感謝の気持ちを伝えてみてください。

取材・文/神山牧恵
撮影/木下 誠