オダギリジョー、NHK連ドラの脚本・演出に挑戦!ベネチア国際映画祭も注目?

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 俳優・オダギリジョーが脚本・演出を手掛ける連続ドラマ「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」(NHK)が今秋、放送されることが明らかになり、注目が集まっている。

 このドラマは、オダギリが温めてきたオリジナル企画。主人公は鑑識課警察犬係に所属する警察官・青葉一平(池松壮亮)。彼の相棒である警察犬オリバーが次々と発生する不可解な事件に挑むというストーリー。脚本・演出を手掛けるオダギリは、『1年前の緊急事態宣言の中、巣ごもりと言われる生活を送りつつ、この時代に描くべき作品は何か? と繰り返し自問しながら書いた作品です』とコメント。主演の池松は『オダギリさんの生み出すおかしな世界に魅了され、嫌なことやウンザリすることだらけの世の中から逃れ、このおかしな世界にのめり込みました』と明かした。

 さらに共演者には、永瀬正敏、麻生久美子、本田翼、永山瑛太、染谷将太、仲野太賀、松重豊、柄本明、佐藤浩市と豪華なキャストが集結することでも話題を呼んでいる。

「オダギリは俳優として日本アカデミー賞に限っても、映画『あずみ』で新人俳優賞、『血と骨』で最優秀助演男優賞。『ゆれる』『東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜』で優秀主演男優賞を受賞してきた実力派。しかし、カリフォルニア州立大学フレズノ校に留学して演劇学を専攻。俳優業の傍ら、監督にも挑戦しています。2019年に公開された長編初監督作品『ある船頭の話』は、世界三大映画祭のひとつ、ベネチア国際映画祭に出品され注目を集めました。

 当時のインタビューでは『ストーリーを描く映画が多いと思うんですけど、僕は人間を描くほうを選びたかった』『脚本の段階から、なるべくドラマチックにしないように、今の常識に逆行する書き方をしていました』『映画というものに多面的に挑戦しなければならない』と答えています。今回の連ドラでもオダギリワールドが炸裂しているのではないでしょうか」(女性誌記者)

 現在放送中のドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」(フジテレビ系)でも怪演ぶりを披露して話題を呼んだオダギリジョー。今度は、どんな世界を見せてくれるのか。今からオンエアが楽しみだ。

(窪田史朗)