マッチ退所に「薄っぺらく感じる」 ジャニーズが変わった?東山紀之の「先輩批判」が意味すること
「少年隊」メンバーでタレントの東山紀之さんが、先月末でジャニーズ事務所を退所した近藤真彦さんにテレビ番組で苦言を呈したことが大きな反響を呼んでいる。
「普段は冷静な東山さんが先輩の近藤さんに対して、あそこまで言うのは珍しい。信頼し ていただけに怒りがあったのでしょう。かつてのジャニーズなら今回のニュースで所属タレントがコメントを避けたかもしれないけど、真正面から向き合って東山さんは発言した。ジャニーズは人気メンバーの退所が続いていますが、再建への本気度が見えましたね」(スポーツ紙の芸能担当)
「すごく薄っぺらく感じる」
近藤さんは2020年11月、25歳年下で会社社長の女性との5年におよぶ不倫が週刊文春の報道で発覚。その責任を取る形で芸能活動を無期限自粛中だった。活動自粛中に突然の退所発表。ジャニーズに所属するタレント、スタッフは寝耳に水だったという。
東山さんは21年5月2日放送の「サンデーLIVE!!」で、
「僕自身は今回の退所の仕方っていうところに、大きな疑問が残っているなと。後輩たちにも、ファンの人たちにも何の説明もなかったので。それを説明したくなかったのか、することができなかったのか、どうなっていくか見ていく必要があると思う」
と指摘した上で、「僕らはたくさんのファンの人たち、スタッフの人達に支えられていますから、それに向き合うのも礼儀の一つだと思います」と退所までの経緯に疑問を呈した。
また、近藤さんが東山さんについて語っている過去のVTRも放送された。「僕は割と『我が道を行く』で来ちゃっているけど、東山は後輩のお手本です」など語っていたが、VTRを見つめる東山さんの表情がやわらぐことはない。
「マッチさんのために自分自身を犠牲にして、助けてきたスタッフの方をたくさん知っているので、その人たちの思いをどう受け取っているのかなと。そのことを考えると今のコメントでも、退所のコメントでもすごく薄っぺらく感じるんですよね」
退所は「事実上の戦力外通告に近い」
このような批判を重ねたうえで、東山さんは「これからマッチさんがどういう生き様を見せてくれるか。楽しみとかじゃなく、見せてほしいなと思いますね」と語った。
1980年代に次々とヒット曲を飛ばし、俳優やレーサーとしても活躍した近藤さんだが40年目を迎えたジャニーズ内での立場は微妙だった。
「今の若い子たちはマッチの全盛期を知らない。それなのに若い時のように自由気ままに振る舞っていたので浮いてしまっているように感じました。今回のジャニーズ退所も事実上の戦力外通告に近いと思います。今後も芸能活動を続けていくということですが、ジャニーズの後ろ盾がなければ厳しいでしょう」(テレビ制作スタッフ)