ゴールを喜ぶ岩渕(左)ら、なでしこジャパンの選手たち。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 完勝のなでしこジャパンを、パラグアイ・メディアも称えている。

 日本女子代表は4月8日、国際親善試合でパラグアイ女子代表とユアテックスタジアム仙台で対戦。立ち上がりから圧倒的に押し込むなかで、6分に南萌華が幸先よく先制点を奪うと、その後エースの岩渕真奈の2得点など、圧巻のゴールラッシュ。結局FIFAランキング10位の日本が、同47位のパラグアイを7-0で一蹴した。

 この結果をパラグアイ・メディア『Versus』は「アルビロージャ(パラグアイ代表の愛称)、日本に大敗」と見出しを打ち、意気消沈気味に伝えている。

「2019年11月のアルゼンチン戦(●1-2)以来となったパラグアイ女子チームは、ベストな状態を見せることができず、0-7という大差で敗れた。日本は、エピファニア・ベニテス率いるチームのディフェンスの乱れをついた。失点はライバルの手柄というよりも、自分たちのミスによるものが多い」
 
 やや言い訳めいた言葉も並べた『Versus』だが、対戦国日本については「目指すべき」だと賛辞を送る。

「日本は世界の強豪で、我々のチームもそれを目指すべきだ。過去には、2011年ドイツ・ワールドカップ(W杯)で世界チャンピオン、2015年カナダW杯で準優勝、2019年フランスW杯ではラウンド16に進出。2012年ロンドン五輪でも銀メダルを獲得しているほか、アジアでは何度も王者になっている」

 なでしこジャパンにとっても、昨年3月のアメリカ戦(●1-3)以来の代表戦で、戦前には不安の声も少なくなかったが、迫力のある攻撃でパラグアイを圧倒。東京五輪で悲願の金メダル獲得へ、大きな弾みのつく勝利となった。次は11日に、パナマ女子代表と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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