髪を染める前の女性、パッチテストを行ったはずが…(画像は『Metro 2021年4月2日付「Reaction to hair dye leaves woman with scalp full of blisters and eyes swollen shut」(Picture: Leonie Dee / SWNS)』のスクリーンショット)

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事前にパッチテストを行い安全性を確認したうえで髪を染めたのにもかかわらず、女性はアレルギー反応を起こして病院に運ばれる事態となってしまった。目も開けられないほど顔が腫れてしまった女性は「二度と髪は染めたくない」と話している。『Metro』などが伝えた。

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英ウェールズ、アベルアイロン在住のレオニー・ディーさん(Leonie Dee、27)は、市販のヘアカラー剤を用いて髪を染めようとした。オリジナルカラーにしたいと思ったレオニーさんは「シュワルツコフ・ライブ(Schwarzkopf Live)」というブランドの“コズミック・ブルー”と“ウルトラ・バイオレット”の2つの色をそれぞれ4.79ポンド(約730円)で購入した。

レオニーさんは髪を染める前、商品に書いてある通りにパッチテストを行い、どちらの染料でもアレルギー反応を起こさないことを確認した。この日は時間が無かったようで、その2日後に毛先を“ウルトラ・バイオレット”に染め、続いて髪の根本を“コズミック・ブルー”に染めたという。

無事に髪を染め終わって翌朝に目覚めると、レオニーさんは耳や首の横辺りが腫れていることに気付いた。しかし「心配するほどでもない」と思い、抗アレルギー薬を飲んで様子を見ることにしたという。だが翌日になると顔が腫れ上がってしまい、目が開けられないほどになってしまった。

病院に運ばれたレオニーさんはステロイド剤や抗アレルギー剤、クリームの塗布、点滴投与など様々な処置を受け、結局36時間も病院で過ごすことになった。

「顔には水膨れもできてしまい、そこから青い染料が滲み出ていました。医師は腫れが顔だけではなく喉にも及ぶ可能性があると言っており、本当に恐ろしかったです。その恐怖から『髪を全部剃ったらアレルギー反応を止められるか』と医師に尋ねたり、髪を剃り落とす覚悟もしていました。」

「しかしヘアカラー剤は頭皮の中に浸透してしまっていたので、腫れが落ち着くまでただ待つことしかできませんでした。」

そのように振り返るレオニーさんだが、10代の頃は生え際の色が変わる度に染めるほどだったそうだ。しかし4児の母親となり、約7年は髪を染めていなかった。

「久し振りの髪染めだったので同梱されていた説明書をしっかりと読み、丁寧にパッチテストも行ったんですよ。もう二度と髪は染めたくないですね」とレオニーさんは語っている。

ちなみに回復したレオニーさんが購入したヘアカラー剤をよく調べてみると、“コズミック・ブルー”の含有成分の濃度が高いことが分かったという。これが今回アレルギー反応を起こしてしまった原因だとレオニーさんは考えており、販売元にクレームを入れて今はその返事を待っているそうだ。

画像は『Metro 2021年4月2日付「Reaction to hair dye leaves woman with scalp full of blisters and eyes swollen shut」(Picture: Leonie Dee / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)