ズべレフが5連敗中と苦手にしていたチチパスを撃破。「常に進化しようとしている」

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現地20日の「ATP500 アカプルコ」(メキシコ・アカプルコ/3月15日〜3月20日/ハードコート)男子シングルス決勝で、第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が第1シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を6-4、7-6(3)で下しツアー通算14度目の優勝を飾った。

両者の過去の対戦成績は、ズベレフの1勝5敗。しかもこの試合まで5連敗だったが、決勝の舞台で連敗をストップさせた。一方のチチパスはこれまでツアーで5度優勝しており、その1つは2019年の「Nitto ATPファイナルズ」だが、残りの4つはすべてATP250大会のもの。今回初のATP500のタイトルを狙ったが阻まれた。


ズベレフは2セットで8本のダブルフォルトをしてしまったが、リターンゲームでサーブが強烈なチチパスから12本のチャンスを作り3度のブレークに成功。2度ブレークされたが接戦の末にタイトルを掴んだ。


ATP(男子プロテニス協会)によると、ズベレフは「大きな成果だ。優勝するために大会に参加しているのだから。今週はそれができた。だからとても満足している。最大の目標は、やはり世界で最も大きなタイトルを得ること。グランドスラムは優勝するのが最も難しいし、僕はまだ達成できていないがとても楽しみにしている。今回の優勝は大きなステップになると思う」と語っている。


またここ数ヶ月間、ハードコートで安定した成績を残せていることについては「年齢を重ねたことでいくつかのことが変わったのかもしれない。少しずつ上手く色んなことに対応できるようになったし、テニス選手として、常に進化しようとしているんだ」と語った。


テニスデイリー編集部)


※写真は「ATP500 アカプルコ」でのズベレフ
(Photo by Hector Vivas/Getty Images)