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今までのロッカーは一般に、個人が一時預けをし、自身で回収するものだった。これからは、もしかしたら駅や施設の「ロッカーが物流の拠点」になるかもしれない。
ログで管理する次世代のコインロッカー「スマートコインロッカー」を手掛ける株式会社SPACER(スペースアール)は、2021年1月8日から29日まで、丸の内仲通りに位置し、三菱地所が運営する社会実験の場、有楽町「micro FOOD & IDEA MARKET」にてスマートロッカーを使った即時販売を行い、使い方の提案や、どんな商材に需要があるのかなど調査を行うことを発表した。
なお、同実験は「東京都スタートアップ実証実験促進事業(PoC Ground Tokyo Project)」の一環として行われる。

●同実証実験について
今回の実証実験は、「micro FOOD & IDEA MARKET」店内にて、スマートコインロッカーを設置し、その場でスマートロッカーからQRコードで商品を購入したり、中が見えるアクリルボックスにしてショーケースのように使う、ニューノーマルの新しい購買体験を模索していくというものだ。文化というものを理解し扱う力である”カルチャーリテラシー”の高いアーリーアダプターに、同ロッカーを介した即時販売を行い、使い方の提案や、どの商材に需要があるのかなど調査を行っていく。また、新しい使い方としてロッカーに貼ってあるクイズに答えられたら、その場でURL鍵が送られ、中から即時にお宝が手に入るリアルなものが受け取れるクイズゲームなども展開予定だ。



●有楽町「micro FOOD & IDEA MARKET」とは
有楽町駅前に位置する同施設は、「ステージ機能」「飲食提供を通じた“街の憩いの場”としての機能」「物販・展示 機能」を有しており、誰もが訪れることができる開かれた場所で、まだ価値の定まりきらない(=micro な)モノ・コトを対外的に披露し、実験的な取り組みを行う複合型店舗だ。

●ステージ機能
音響・映像設備を備えた約 180 m²のステージゾーンを設置し、企画イベントのほかその場で気軽に参加できるイベントを中心に偶発的な出逢いや気づきの空間を提供。

●飲食提供を通じた“街の憩いの場”としての機能
「産地直送あいのり便」を活用した日本各地の食材を中心に、デリ形式で気軽に味わえる メニューを提供。丸の内仲通り側には「縁側」を設置し、街に開かれた空間を演出。

【​産地直送あいのり便】:
全国農業協同組合中央会、農林中央金庫、三菱地所株式会社、一般社団法人大丸有環境共生型まちづくり推進協会、株式会社アップクオリティの5者による、旅客用高速バスのトランクを利用した地域産品運搬の仕組み。旅客用高速バスの貨客混載によって、配送ルートの確保がネックとなり県外へ出荷できていない希少品や伝統野菜、朝どれの野菜・水産物等、特色ある産品を丸の内エリアに定期搬送している。都市生活者のニーズに応えながら、各地の地域産品の継続的な消費・購買、地域振興につなげる。2019 年 11 月時点で、全国 42 地域50路線と連携中。


●物販・展示機能
micro なアイディアや地域の商品等が並ぶ物販ゾーンやアートブック自動販売機等を設置。 店舗経営情報の見える化など新しい商業店舗の在り方を追求した取り組みも実験的に行う。

▼ 有楽町「micro FOOD & IDEA MARKET」施設概要:

・所在地
東京都千代田区有楽町1-10-1有楽町ビル1F

・アクセス
有楽町駅より徒歩1分

・面積
約464m²(約140坪)

・企画
三菱地所株式会社

・運営
株式会社インターローカルパートナーズ

・開業
2019年12月3日(火)

・営業時間
平日・土日祝 10:00~22:00 定休日無(但し、年末年始除く)



東京都スタートアップ実証実験促進事業(PoC Ground Tokyo Project)::
https://poc-ground.tokyo
有楽町「micro FOOD & IDEA MARKET」::
https://yurakucho-micro.com


(ロボスタ編集部)