ジャニーズ 全タレントに薬物検査実施!立会人監視する厳正さ
「先月末からジャニーズ事務所が、約400人ほどいる所属タレント全員に対して薬物検査を実施しているそうです。一般的な薬物検査は、毛髪・血液・尿のいずれかを検体とします。しかし、検査は決して簡易なものではなく、立会人監視のもと、厳正な方法で行っているそうです」(広告代理店関係者)
人気アイドルが数多く所属するジャニーズ事務所が、自主的に薬物検査を始めたという。
「King&PrinceやSnow Man、SixTONESなど、若手グループから検査が始まり、ほとんどのデビュー組はすでに検査を終えていると聞いています」(前出・広告代理店関係者)
エンタメ業界内で、今回の検査実施が大きな話題となっていると語るのは映像関係者だ。
「背景にあるのは、後を絶たない芸能人の薬物問題ですよね。昨年3月にピエール瀧(53)、昨年11月に沢尻エリカ(34)。今年2月に槇原敬之(51)、今年9月には伊勢谷友介(44)と、知名度の非常に高い有名人が逮捕・起訴され、それぞれ億単位の賠償金が発生しているといわれています。
実際、ジャニーズ事務所のタレントが主演を務める作品で、伊勢谷さんが重要な役どころで出演予定だったこともあり、彼の逮捕を“他山の石”と考え、今回の決断に至ったのかもしれません」
テレビ局関係者もこう語る。
「特にジャニーズ事務所の場合、『Smile Up! Project』といった社会貢献・支援活動も行っており、所属タレントにクリーンさが求められているのでしょう。ファンクラブ会員数は計700万人を超え、関連会社をあわせた売り上げは1千億〜2千億円ともいわれています。社会への影響力が大きいだけに、ジャニーズ事務所の今回の取り組みは、各方面に波及していくことでしょう」
テレビ局や映画会社、広告代理店もこの動きを歓迎しているそう。
「相当額の予算をかけて仕事をお願いする側としては、検査結果を知ることで安心してオファーすることができますからね。タレント側にも大きなメリットです。特に広告業界では、契約するタレントの不祥事は企業や商品のイメージに直結するだけに、違約金も発生してしまいます。
今後もジャニーズ事務所は、半年に1度をめどに検査を継続していくと聞いています。こうした定期的な検査が芸能界全体に広がっていけば、スポンサーの不安も軽減されることでしょう」(前出・広告代理店関係者)
もはやクリーンな「イメージ」だけでは通用しない時代なのかも。
「女性自身」2020年12月29日号 掲載