乃木坂46・白石麻衣と同姓同名だとデメリットも?

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東北楽天ゴールデンイーグルスの鈴木大地選手は、ソウル五輪100m背泳ぎの金メダリスト・鈴木大地選手(引退後は初代スポーツ庁長官)にあやかって親が名付けたことで知られる。大学野球時代の鈴木選手を取材して2011年4月28日に配信した『日刊スポーツ』の記事によると、鈴木選手は幼い頃に病院で名前を呼ばれると注目されて恥ずかしかったそうだ。そのように病院で有名人と同じ名前が呼ばれて周囲の視線を集めるというのは「同姓同名あるある」らしい。

インストゥルメンタルジャズバンド「カルメラ」の西崎ゴウシ伝説は2014年8月8日にTwitterで、病院で本を読みながら待っていたところ、受付から「石原さとみさーん!」と呼ぶ声が聞こえて「なに!!」と目線を向けたところ「お婆ちゃんだった! 笑」という同姓同名あるあるを明かしていた。

7月2日放送のNHK総合『ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ!』で企画した「有名人と同姓同名座談会」でドローンレーサーの白石麻衣さん(38)など3人が話したところでは、有名人と同姓同名ならではの不満やメリットがあるようだ。

一番の不満は同姓同名の有名人や漫画のキャラクターより先に生まれた「自分の方が先輩で元祖なのに、なにかといじられてしまう」というものだが、乃木坂46の人気メンバーと同姓同名の白石さんは以前にドローンのイベントで「白石麻衣 来場!」と謳われたため、ステージに白石さんが登場すると子どもたちから「ニセモノじゃん!」という声が聞こえてきて辛かったという。

また、『サザエさん』に登場する「磯野カツオ」と読み方が同じホテル内装業の磯野克夫さん(79)は漫画よりも先に生まれた先輩ながら、「磯野カツオ」があまりに有名なので恐縮してしまうそうだ。

『名探偵コナン』のキャラクターと同姓同名のブルーベリー農家・工藤新一さんはブルーベリーを使った商品名に「工藤新一の〇〇」と入れて宣伝効果になるのはメリットだが、SNSで「飲んだら体が小さくなるんじゃない?」という声があったりすると、無農薬で安全でおいしいものを作ろうとう努力しているのに「小さくなるのでは?」などと言われていい気はせず「迷惑」だと本音をこぼしていた。

そのように有名人と同姓同名、あるいは似た名前によるエピソードがTwitter上で多数つぶやかれている。

ネットで自分の名前をエゴサーチしても「同姓同名の有名人のおかげで全くヒットしません あざーーーす!」、「本名で検索しても俺ヒットしないし…カモフラージュができるのよ」という声が目立つが、これはメリットになるのだろう。

ミュージシャンの泉谷しげると同姓同名のエピソードでは、「ウルトラマンルーブ第5話 エンドロールに『泉谷しげる』の文字…どういうこと?」、「ウルトラマンコスモスの照明、泉谷しげるさん。同姓同名?」、「平成ゴジラ見に行く度に、『照明 泉谷しげる』で場内がザワつくのは恒例行事でありましたよ」といった声が多い。

また、名前の字は違うが1980年代にロサンゼルスで起こった銃殺・傷害事件の容疑をかけられたいわゆる「ロス疑惑」の三浦和義氏(2008年に死亡)と、当時はまだブラジルでプレイしていたサッカーの三浦知良選手を間違う人が少なくなかったことを振り返るつぶやきもあった。

なかには「同姓同名がいい人だったらいいよな。俺の同姓同名の有名人はいい印象を持たない有名人だから困る」という声も見受けられたが、それからすればドローンレーサー・白石麻衣さんのSNSに乃木坂46ファンから「まいやんと同姓同名なので応援します」とコメントがあったのは喜ばしいことだろう。

画像2枚目は『Mai Shiro 白石麻衣 2019年6月1日付Instagram「Tons of place where I want to fly drone appear every 3 minutes during walk around so goggle is on my neck all the time.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)