こんな光景見たことない...! 解体中の銭湯で撮影された「2つの富士山」が話題に
「2つの富士山」が一望できる場所が、ツイッターで注目を集めている。
それは、解体中の銭湯。ここで言う2つの富士山とは、男湯と女湯それぞれの壁に描かれた絵のことだ。
こちらの写真を投稿したのは、ツイッターユーザーのたまさんだ。撮影場所は、4月5日に廃業した「豊島浴場」(東京都・北区)。
建物の大部分が解体されたことで、男湯・女湯それぞれの壁に描かれたペンキ絵が俯瞰できる状態に。本来は片方ずつしか眺められない富士山も、一望できるようになっている。
こうした珍しい光景にツイッターでは、
「なかなか見れない光景ですよね」
「まさか左右で繋がっていたとは」
といった反応が寄せられている。
Jタウンネットは、この光景が撮影された豊島浴場の店主に詳しい話を聞いた。
2つの富士山を描いた理由
まず、この写真を撮影したたまさんに感想を聞いた。5月27日のことだ。
「古い建物が残っている街を歩くのが大好きなので、取り壊しを目の当たりにするとショックなのですが、今回の光景は取り壊されて初めてみることができたものなので、複雑な気持ちでした」
翌28日の取材に応じた「豊島浴場」の店主によれば、廃業した理由は明かすことはできないとのこと。ただ、解体工事は18日からスタートしているとした。
店主によれば、男湯と女湯のどちらにも富士山が描かれるのは珍しいことだという。実際、「日本に富士山が1個しかないから1つの方がいいのでは」という意見を寄せられたことがあるそうだ。
だが、店主は
「男湯にだけ富士山があって、女湯にはないというのはねえ。なので、両方に描いてもらいました」
と話した。
なかなか見られない光景に、感動だ。