マクドナルドなのに「マックらしくない」――

千葉県美浜区にあるマクドナルド14号幸町店の外観が、ツイッターで注目を集めている。


なんだか不思議...(高橋有紀子さんのツイートより)

こちらはツイッターユーザーの高橋有紀子(@kickFLAG)さんが2020年5月24日にツイートした写真だ。

大きな「M」のロゴマークは、まさにマクドナルドを象徴するもののはずだが、年季の入ったビルの壁面に直接取り付けられているせいか、他店のそれとはだいぶ雰囲気が異なる印象だ。

ヒビの入った淡いブルーの壁や、出入り口近くのぼんやりした青色の扉もいい味を出していて、まるで映画のワンシーンのようだ。

投稿された写真を見た人からは、

「このレトロな感じ好き」
「マークの意味を知らなきゃ、謎の秘密結社に見える」
「ここは、表向きではマクドナルドという店だが。
この地下には古から存在する闘技場があるという.....
こうゆう設定だったらワクワクするよね!」

などの反応が。不思議な雰囲気のマクドナルドに、非日常的な物語をイメージする人もいるようだ。

なぜこんな外観に?管理者に聞くと...

Googleストリートビューで店を見てみると、高橋さんの写真と同様の光景が確認できた。「M」の看板が取り付けられているのは、正面の出入り口ではなく、脇にあるもうひとつの出入り口のようだ。

ちなみに、店舗の正面はこんな感じ。


上はボウリング場らしい(写真はGoogleストリートビューから (C)Google)

Jタウンネット編集部が、この建物の管理者である川島屋(千葉市)に取材したところ、店舗自体はマクドナルドが日本に進出してきた初期に出店したもの。「M」の看板もその時からのものだという。

この入り口の近くには団地やバス停があるため、その住人や利用者にわかりやすいように看板がつけられたそうだ。

壁面にロゴが直接取り付けられていることについては、

「話題になったと聞いて、『改めて見ると確かに変だね』と社内で話になりました。これまでは不思議に思っていませんでした」

と話していた。

(2020年5月29日13時15分追記)

初出時、看板の説明に一部誤りがあったので、再取材のうえ本文の修正・加筆を行いました。