オンライン打ち合わせしたら「顔が大きい!」 予防方法

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新型コロナウイルス対策ではじまったテレワーク
実際にテレワークを利用して便利さやメリットが認識されたことで、外出自粛の要請が解除された後でも在宅ワークやテレワークを業務で実施する企業も増えていくだろう。

テレワークでのオンライン打ち合わせに慣れてくると、
「自分を“イイ感じ”」に映したい。
そう思うようになるようだ。

筆者も、最初は自分の姿を映して音声を出すことに必死で映りのことまで気が及ばなかった。しかし何回かオンライン打ち合わせをしていくと
「人と比べて顔が大きく映っている?」
こんなことに気がついた。

すぐに行ったのが、ノートパソコンを遠くに置く、という方法。
しかし、この方法はイマイチだった。

そこでいろいろ自分なりに考えたり、調べたりした。

一番手っ取り早い解決方法は、「Webカメラを別途用意する」方法だ。
これならWebカメラを自由な位置におけるので調整し放題だ。


Webカメラは、モニターの上に着けてもいいし、別置きしてもいい


しかし現在Webカメラは、テレワーク需要から店頭では品薄が続いており、なかなか手に入らない。Amazonなどの通販サイトで少し在庫が出てきているようだ。

ではWebカメラなしでも映りを良くするにはどうすればいいか?

Zoomの場合は、2つの設定変更でかなり見栄えが良くなる。
設定画面を開き、「ビデオ」メニューで以下の設定をしてみよう。
 ・「HDを有効にする」をオンに
 ・「外見を補正する」をオンに


アプリ右上の歯車アイコンをクリックし、「ビデオ」メニューから設定する


「HDを有効にする」をオンにすると、画角が広くなるので、顔(被写体)が少し小さく映るようになる。これだけでも「魚眼」風に映ることを防げる。


「HDを有効にする」がオフの場合



「HDを有効にする」がオンの場合


また、「外見を補正する」をオンにするとソフトフォーカスがかかり、シミなどをぼかすことができる。

もうひとつ工夫できる点がある。カメラの位置だ。
若い女子が自撮りをするときはカメラを上に構えるのが定石。
こうすることで小顔&デカ目効果があるらしい。

オンライン打ち合わせも同じだ。小さなノートパソコンだと、デスクにそのまま置くと下から映すことになり、顔が下ぶくれになってしまう。
会議が始まればパソコン(キーボード)を操作することはほとんどないはずなので、「ノートパソコンはカメラ」と割り切って高い位置に置くと下ぶくれを解消できる。
もちろん、高い位置に置く場合は、画面を下に向けるなど角度を調整する。


以前のオンライン飲み会のときはつなぐだけで精一杯。シミと下ぶくれがひどい



母の日に二度目のオンライン帰省。上記のZoom設定2つ+カメラの位置を高くした



筆者の場合はマガジンラックを利用。ノートパソコンが上部の置き台にピッタリ乗る


いずれもノーメイクで人様に見せられるものではないが、違いをわかってもらうためにあえて顔出ししてみたので、許容していただきたい。

このように、少しの工夫で見栄えを良くすることはできる。
外出自粛が解除されたとしても、テレワークの波は続くと思われる。
少しでも相手に良い印象を持ってもらうために、見栄えにも気を配ろう。

なお、余談ではあるが、母の日にはプレゼントを送ると同時にオンライン帰省もした。
ひとしきり母の日話をした後、母が贈り物をしたい人がいてその品を探しているというので、こちらで見繕っておいた品の画面を見せてあれこれ相談し、その場で贈り物が決まった。
百貨店は閉まっているし、母はネット購入などできないので、画面を見せて色々相談できたのは非常に良かった。
また、5年前に他界した父を随分参ってないので、仏壇を映してもらった。おりんは母に鳴らしてもらい、オンラインで拝むこともできた。


オンラインで父親の仏壇に手を合わせることができた


現在、実家ではトイレの改装を計画しているらしく、その壁紙をどんな柄にするかを検討しているらしい。だいたいの候補が決まったら、またオンライン帰省で相談したい、と母が言っていた。母もすっかりこのシステムになじんだようだ。


執筆 内藤由美