アメリカではスーパーマーケットでマスクの着用が義務づけられたり、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が布マスクの着用を推奨したりと、マスクへの注目度が高くなっています。そんな中、「ペニス柄のマスク」を付ける人が登場。単なるジョークのようでいて、ペニス柄のマスク着用には合理的な理由がありました。

Social worker urges safe distancing with face mask covered in penises

https://mashable.com/article/penis-face-masks-coronavirus/

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対策には「社会的距離を取る」という方法が有効だとされており、日本に限らず多くの国で「人との関わりを避ける」行動が取られています。どのような行動で社会的距離を取ることが可能なのかは、以下の記事を読むとよくわかります。

新型コロナウイルス対策に有効な「社会的距離をとるための具体的な方法」を専門家がわかりやすく解説するムービー - GIGAZINE



そんな中、医療ソーシャルワーカーとして働くミンディ・ヴィンセントさんはTwitterに「#ProjectPenisMask」(プロジェクト・ペニス・マスク)というハッシュタグ付きで写真を投稿。写真の中のミンディさんはマスクを付けていますが、よく見ると、マスクは大小さまざまなペニス柄となっています。



一見するとジョークのような投稿ですが、ヴィンセントさんは「誰かが『マスクにペニスが載っている』と指摘してきたら、その人が私の近くに寄りすぎていることを教えてあげます」とつづっており、独特な方法で社会的距離をあける方法を提案していることが伺えます。

またヴィンセントさんは非営利の公衆衛生プログラム「Utah Harm Reduction Coalition」で共に働く同僚のために追加のペニスマスクを購入したことを報告。このマスクは中国製で、アメリカに最速で届くマスクの1つであるという点についてもヴィンセントさんは言及しています。

Info for penis masks!For more info about getting your #projectpenismask, like our page Therapeutic Madness and Utah Harm Reduction Coalition! Together we can #cockblockcorona!Therapeutic Madnessさんの投稿 2020年4月10日金曜日


さらに、マスクへの要望を受けて、ヴィンセントさんは自身でマスクを作成し、1つ20ドル(約2100円)で販売して収益をUtah Harm Reduction Coalitionに充てていましたが、ペニスマスクは既に売り切れ状態とのこと。「この世界にペニスのマスクを付けてでかける人が15万人いるなんて愉快です」とヴィンセントさんは語っています。

なお、好きな布を使ってマスクを作る方法は以下から読むことができます。

布マスクの着用方法とバリエーション豊富な作り方をアメリカ疾病予防管理センターが公開 - GIGAZINE