Microsoftはスマートフォン版のオフィススイートアプリ「Office」を発表し、テスター向けのプレビュー版を公開しました。アプリのOfficeには文書作成ソフトのWord・表計算ソフトのExcel・プレゼンテーションソフトのPowerPointが統合されており、スマートフォンのカメラで撮影するだけで表を作成したり、紙の書類をテキストデータに変換したりできます。

Introducing the Office mobile app - YouTube

https://www.youtube.com/watch?v=QDPzKA1v32o

Microsoft Office merges into one app on iOS and Android - CNET

https://www.cnet.com/news/microsoft-office-is-merging-word-excel-and-powerpoint-together-on-ios-android/

Officeがどんなアプリかは以下のムービーを見ると一発で分かります。

Introducing the Office mobile app - YouTube

Officeのホーム画面はこんな感じ。下部にあるボタンをタップすると……



3つのボタンがあるメニューが表示されました。



左のボタンからは、「Quick notes」でメモを作成可能。



メモはこんな感じに、ホーム画面に貼り付けられます。



真ん中のボタンを操作すると、カメラが起動。





カメラからは、撮影したものを画像として文書に挿入できるほか、文書を編集可能なテキストデータにすることもできます。



右のボタンからは、WordExcel・PowerPointのファイルの新規作成ができます。例えば、Excelの「Scan Table」をタップして……





紙に印刷された表を撮影してから、表にしたい範囲の四隅を指定します。



すると、紙の表がそのままデータになりました。データはクリップボードにコピーしたり、Excelのスプレッドシートにしたりできます。これらの「Office Lens」機能を活用することで、配布された紙の資料やミーティングで使ったホワイトボードを素早くデータ化できるのが、Officeアプリの最大の特徴です。



アプリ版のOfficeは先着1万人限定で公開プレビュー版がリリースされています。記事作成時点では、iOS版は人数上限に達したため公開が打ち切られていますが、Android版はテストに参加することが可能。Android版をダウンロードするには、このリンクにアクセスします。

次に、「click here」をタップします。



「このグループに参加」をタップして、プレビューグループに参加します。



「HERE」をタップ。



「テスターになる」をタップします。



「Google Playからダウンロード」をタップして配布ページにアクセスします。



これで公開プレビュー版をダウンロード可能です。



技術系ニュースサイトCNETの取材に対し、Microsoftの広報担当者は「Officeはユーザーのニーズを満たす新たな選択肢として既存のアプリとともにMicrosoftのオフィススイートに加わります」と話して、個別のアプリとして既にリリースされているWordExcel・Powerpointに置き換わるものではないことを明らかにしました。

Officeの正式版は2020年の前半をめどにリリースされる予定だとのことです。