「英語で話しかけられない」を生む心のブレーキを取り外す方法

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英語の勉強を始めようと思って参考書や問題集、リスニングのためのCDを買ってみた。でも、なかなか上達を実感できず、外国人観光客から話しかけられても全く聞き取れないし、話もできない。

こうした経験は少なからずあるのではないでしょうか。
そして自信を喪失し、挫折を繰り返す。これでは英語力はなかなか上達しません。

英語力を上げるためには、いかに心のブレーキ=「メンタルブロック」を外すかがカギとなります。英語で話したいのに話せない。言葉が出てこない。それは単に英語力の問題だけではなく、自分の心がブレーキをかけているからです。

ロサンゼルスで33年以上、現地に住む日本人に対して英語教育を行ってきた陽子セニサックさんは、心のブレーキは英会話の難敵だとし、著書『あなたも英会話の達人になれる! 英会話の“難敵"メンタルブロックをぶっこわせ!』(Jリサーチ出版刊)でこれらを1つ1つ解消していく方法を紹介します。
その心のブレーキには次のようなものがあるようです。

■「ちゃんと喋れないのに知らない人と話すなんて無理」

まだちゃんと英語を話せないうちに誰かと話すなんてとてもできない。無理。こうした拒絶感を抱いてはいないでしょうか。これは「もったいない」と陽子さん。そして、「At least try once.」(とりあえず一度は試してみる)という言葉を贈ります。

では、この「無理」というブレーキをいかに外していくか。陽子さんは「Switch your mindset.」(発想を切り替えましょう)と言います。
例えば、いきなり直で外国人に話しかけずに、大勢が英語で会話している場を観察し、その中でカタコト英語だけど楽しそうにしゃべっている日本人や、知らない人とすぐに打ち解けている日本人に「どうしてそんな風に楽しそうにしゃべれるの?」と聞いてみるのです。相手は社交的な人ですから、ネガティブなリアクションは返ってこないはず。英語で話しかけるために自分は何が足りないのか。それは英語力ではないことが分かるはずです。

■「間違った英語で話しかけて陰でバカにされないだろうか」

英語で話しかけることはできるけれど、間違った英語を使ってしまいバカにされるのではないかと思って、怖くて使えない。陽子さんからすれば、これは日本人気質のあらわれといえるもの。だからこそ、メンタルブロックを外すことが難しいのです。

では、どうすればいいのか? ブレーキを外す方法の一つは、いろいろな国の人が喋っている英語を聞いてみるというもの。実はみんな下手でもとにかく喋っているのだそうです。また、逆に完璧な英語を話してしまうと「面白みがない」と受け取られてしまうこともあるとのこと。

会話を楽しんでこそ英語力が上達します。完璧主義を少しばかりゆるめ、気を楽にして話しかけてみてはいかがでしょう。

英会話にまつわるモヤモヤを解消するためのヒントを与えてくれる本書。15のメンタルブロックの対処法とともに、すぐに使える英会話フレーズも紹介されています。

英語を勉強している人の誰もが「英語を喋りたい」と思っているはずです。だからこそ、喋ることを妨げている心のブレーキを外すことが大切。英語が上達しているか確かめたいけど勇気がなくて試すことができないという人は、陽子さんのアドバイスが効くかもしれませんよ。

(新刊JP編集部)

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