DEAN FUJIOKA、故郷を思って作った『Fukushima』に込めた思い
「みんな人生いろいろある中で……ある? あるよね?(笑) 今ここにいることを選んでくれて本当にありがとう!! 後悔はさせません!!」
宮城公演を皮切りにスタートした、DEAN FUJIOKA(38)初となるアジアツアー『DEAN FUJIOKA 1st Asia Tour 2019“Born To Make History”』の日本最終公演がNHKホールで行われ、集まった3500人のファンが熱狂!!
『Permanent Vacation』から始まり、スペシャルメドレーやニューアルバム『History In The Making』の収録曲などを披露し、ときに激しく、ときにセクシーに歌い、攻めていくディーン。
かと思えば、マイクスタンドをステッキがわりにしてステップを踏んだりステージに寝そべったりするなど遊びゴコロも満載!!
「めっちゃ遊んじゃった。あ〜楽しかった♪」
と少年のような笑顔を浮かべ、そのギャップにファンはメロメロ♪ また『DoReMi』では本人&バンドメンバーによる振り付けが行われ、
「バッチリだね。さては……コソ練してきたな(笑)」
と会場を沸かすひと幕も。その後、代表曲『History Maker』のほか『History In The Making』を中国語で歌い、『Echo』ではピアノの弾き語りも。
アンコールは故郷を思って作られた『Fukushima』ほか3曲が披露され、
「次の曲で最後です」
と言うと会場からは“え〜〜”と悲しみの声が上がり、
「俺だって嫌だよ!!(笑)」
と胸いっぱいの表情に。そしてラストソング『My Dimension』では会場が一体となり、ボルテージは最高潮に。最後は別れを惜しみつつも、
「また遊ぼうね」
と最高の笑顔を見せ、おなじみのフレーズ“グッバイ言うてもまた会える!!”と再会を約束してステージをあとにした。
今後は上海、香港、台湾とゆかりの地へ──。さまざまな表情でファンの心をつかんで離さないディーン。あぁ、早く、また、会いたい……!!
『Fukushima』に込めた思い……
福島県生まれのディーン。その故郷を思って作られた曲とは──。
「これまで福島生まれと言っても、海外だと誰も知らなくて。でも3.11があってから世界中誰もが知るアルファベットのFukushimaになってしまった。その福島を故郷に持つ人たちの情緒をこの曲で伝えたい」
まるで童謡のような優しいメロディーに、会場は温かな雰囲気に包まれた。