女湯に男児を入れるのは、本当にアリなのか――。2019年1月26日、あるツイッターユーザーが投稿した漫画が話題になった。

「男子は幼いころからエロいからなるべく女湯に来ないでほしいねん...という漫画」と題したもので、ツイッターでは賛否の声が数多く寄せられ、議論になった。

銭湯の混浴については03年2月14日に厚生労働省が出した「公衆浴場における衛生等管理要領等の改正について」の中で、

「(入浴者に対する制限)おおむね10歳以上の男女を混浴させないこと」

としている。しかし、体格差などは個人によって大きく差がある上に、大人側の反応も先述の漫画のように異なる。

そこでJタウンネットでは15年7月31日から19年2月12日まで「銭湯で、男の子を『女湯』(or女の子を『男湯』)に入れていいのは何歳までか調べてみた」というアンケートを実施した(総得票数:2721票)。

はたして読者はどのような判断を下したのか――

「15歳もあり」という人も


アンケート結果の円グラフ

上の図はアンケート結果をまとめた円グラフだ。最も多かったのは「6歳まで」で、537票を獲得している。しかし、割合は19.7%とあまり高くはない。

今回の投票で用意したのは、3歳から15歳までの年齢別の選択肢に、「年齢制限は不要」「混浴は一切ダメ」という意見をあわせた計15の選択肢。それぞれに広く投票が集まり、結果は分散した。やはり、人によって許容範囲は大きく異なるようだ。

最も票が少なかったのは「〜14歳」でわずか8票のみ、割合だと0.3%だった。しかし、その上の行く「〜15歳」までが132票を得て全体の8番目に支持を得た。「中学生まではOK」。こういった区切りで考えている人も少なくないのだろうか。

詳細な投票結果は、以下の表にまとめた通り。



改めて着目したいのは、2番目に支持を集めたのが「年齢制限は不要」だった点だ。

現状、多くの都道府県では、公衆浴場での混浴の可否を年齢で制限する条例を設けている(詳細は「銭湯で、男の子を「女湯」(or女の子を「男湯」)に入れていいのは何歳までか調べてみた」)。

だが、子供によって発育のスピードは大きく違う。こうした点もあって、年齢だけで一律に区切るのは難しいと考える人からの投票が、この選択肢に集まったのかもしれない。

なお、3歳から15歳まで、年齢を指定する選択肢に集まったのは全部で2323票。これらの平均値を出すと「7.85歳」になった。世間一般のイメージとしては、7歳くらいまでは許せる――そのように考える層が多いと見ることもできる。

子供を持つ親御さんは、この数字を参考にしてみてもいいかも。