【日米野球】MLB選抜マッティングリー監督が熱望「ヤナギタとヤマサキを連れて帰りたい」
柳田のパワーではなく「バットコントロール」を称賛
野球日本代表「侍ジャパン」とMLBオールスターチームによる「2018日米野球」は、対戦成績5勝1敗で侍ジャパンの勝利に終わった。MLBオールスターチームを率いたドン・マッティングリー監督は「大事なところで1本出なかったことが敗因」と語ると同時に、侍ジャパンの戦いぶりを絶賛した。
2016年からマーリンズで指揮を執るマッティングリー監督は、ヤンキースの名一塁手として活躍した現役当時から、メジャー史に名を刻むスター選手のプレーを目の当たりにしてきた。野球を見る目という点では、差以上の肥えた目を持つ指揮官に、侍ジャパンからマーリンズに投打1選手ずつ連れて帰れるとしたら、誰を指名するか質問すると「ヤナギタと9回を投げたヤマサキを連れて帰りたい」と即答した。
マッティングリー監督は柳田悠岐外野手について「本当にいい打者だ」と絶賛。ともすれば、第1戦でバックスクリーンへ逆転サヨナラ弾を叩き込んだ圧巻のパワーに注目が集まるが、指揮官は「私はパワーはそれほど重視しない」という。それ以上に目を惹いたのが「バットコントロール。そして広角に打てる打撃技術」だった。「今、マーリンズには左打者が足りないから、すぐにでも連れて帰りたい」とラブコールを送った。
そして、投手陣で光ったのが、第1戦、第4戦、第6戦で9回のマウンドに上がり、それぞれ1イニングを無失点に抑えた山崎康晃投手だった。「彼の落ちる球はとても良かった。クローザーとして非常にいい仕事をしていた」と称えた。
名門ヤンキースのキャプテンも務めたマッティングリー監督から届いた称賛の声は、柳田にとっても山崎にとっても、大きな自信につながるに違いない。(Full-Count編集部)