酒井法子、10年ぶりの連ドラ出演で女優業復帰も「民放はまだ難しい」
酒井法子が連続ドラマの撮影に入っているという。'09年に起きたアノ事件後は地上波のドラマ出演はなくなっていたが……。
「テレビではなく、ネット配信ドラマ。DMM.comの『蛇の道は蛇』という仮タイトルで、酒井さんは意地悪な女性の役だそう。配信開始は年末か年明けだそうです」(映像関係者)
DMM.comとは、動画配信、オンラインゲーム、金融など40以上のサービスを提供しているグループ企業。
「石川県のビデオレンタル店から始まり、アダルトビデオの販売、動画配信で急成長を遂げました。今は事業の幅を広げていますが、ドラマの配信ではAmazon、Abema TVに先を越された感じですね」(全国紙記者)
「まだ民放のドラマは難しい」
酒井は'13年にBS放送のドラマでのゲスト出演はあったが、連ドラ出演は実に10年ぶりとなる。
「'90年代は主題歌『碧いうさぎ』とともに大ヒットした『星の金貨』(日本テレビ系)や、『ひとつ屋根の下』(フジ系)などに出ていました。演技の評価は高いのですが、まだ民放のドラマ出演は難しい。ネット配信でも女優業に復帰できるのはうれしいはずです」(テレビ誌記者)
テレビで酒井の姿を見ることはないが、芸能活動はそれなりに順調だ。
「今年は香港公演から始まって、2月にはバースデーイベント。夏からはディナーショーを展開し、チケットは3万円前後ですが、ほぼ完売です」(音楽ライター)
観客の3割ほどは中華圏のファンだという。
「酒井さんの中華圏での人気は今も絶大。童顔と屈託のない笑顔が中国人好みだったようで、『星の金貨』が中国で放送されると人気が爆発しました。“テレサ・テンの次にアジアで成功した歌姫はのりピーだ”と言われるほどです」(テレビ誌ライター)
11月初旬、酒井が暮らすマンションを訪ねると、電動自転車に乗って帰ってきた。オーナーから退去を迫られているが今も住んでいるようだ。
─連続ドラマの出演が決まったそうですね。
「事務所に取材は受けないよう言われてますので……」
そう言いながらも、記者の目を見てはっきりと話す。
黒のジャケットに黒のパンツという姿で、リュックとビニールバッグには荷物がいっぱい。買い物帰りらしい。再度「女優復帰おめでとうございます!」と声をかけると、振り返って「ありがとうございます」と笑顔で答えた。
DMMにこの件について問い合わせてみたところ、
「酒井さんの出演するドラマの制作をするという事実はありません。予定もありません」
しかし、酒井の所属事務所にも同じ質問をしたところ、
「今回は特別出演として出ています。3話までは確かに撮りましたが、内容や共演者に関してはDMMさんに聞いてください」
との返答が。満面の笑みを見せたのりピーからは、女優業に戻れる喜びが確かに感じられた。