宮野真守が「誰の共感も得られなかった」と話す、写真集のイメージがどストレート
「“ファースト”というのが僕にとってとても特別だったんです。機が熟しているときに撮っているので、今だからこそできる表現がすごく入っていて。いろんな宮野真守が見られる、まさに“プレーヤー”な写真集になっていると思います」
声優、俳優、アーティストとして活躍する宮野真守(35)が、初写真集『Player』を発売! 撮影は“STAR”というテーマのもと、エンターテイメントの聖地・ラスベガスで行われた。
「撮影場所を聞いたときから、“絶対に本場のショーを見たい! だからオフをもらえませんか”ってマネージャーさんに伝え(笑)、現地では『シルク・ドゥ・ソレイユ』のショーを3つも見ました。僕もライブとかパフォーマンスをやっているので、本場のショーを見て、少しでもインプットしてフィードバッグできたらいいなと思ったんです」
オフの時間も満喫しつつ、さまざまな場所を訪れた宮野。表紙を撮影したグランドキャニオンでは、こんな思わぬハプニングも……!?
「すごくキレイな景色に囲まれ、“天気も良好でよかったね〜”なんて言いながら撮影を終え、次の場所に移動しようとしたときに……ザーーーーーッて降ったんです。雹(ひょう)が! バババババッてすごい音がして(笑)。だから少し時間がズレてたら、この表紙は撮れなかったんですよ」
カットの中には、貴重なシャワーシーンも。
「シーツにくるまったり、シャワーを浴びるシーンは、何が正解かわからなくて、そこは編集さんにゆだねさせていただきました(笑)。思わずさらけ出してしまった表情を誰かに見てもらうのは恥ずかしいし、そういうのって雑誌ではなかなか撮れない、密着して撮ってもらってる写真集ならではのもの。そういう思いを全部ひっくるめて、ラジオで“写真集ってエロいじゃないですか”とひと言で表現したら、誰の共感も得られませんでした(笑)」
今やナンバーワン声優として人気を誇り、マルチに活躍するなど、その実力はもちろんだが、トーク力も秀逸で、周りへのサービス精神も忘れない。
「子どものころから笑ってもらうことが好きだったんです。でも、実はすごく臆病だし、怖がりで寂しがり。仕事がうまくいかなくて“楽しんでもらえてるのかな”と周りの反応が怖い時期もありました。そんなとき、笑ってもらえるとすごくうれしくて、今では相手を喜ばせることがポリシーになっています。声を出して笑ってもらえると、すごく安心する(笑)。その力が、次へのチャレンジにつながってるんだと思います」
音楽活動10周年
「子役から声優デビューするまでの時間はすごく長くて苦しい時期でした。でも、そのときに歌もダンスも磨いてきたからこそ、アーティストとして花開くことができて、10年闘ってくることができたんです。そう思うと、悩んでいた時期も無駄ではなかったのかな」
秋といえば○○
「きのこですね。お酒を飲むようになってからやたら好きになってしまって。秋って、きのこがおいしいじゃないですか。ってザックリしてるー!(笑)。そう、食欲の秋。それが言いたかったんですよ!」
<プロフィール>
みやの・まもる◎1983年、埼玉県生まれ。'01年に海外ドラマ『私はケイトリン』の吹き替えで声優デビュー後、『DEATH NOTE』や『機動戦士ガンダム00』など数々の作品に出演。近年は俳優としても活躍し、昨年は劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season月《下弦の月》で主演に。今年はアーティスト活動10周年。マルチな才能で、独自のエンターテイメントを追求し続けている
<発売情報>
『宮野真守ファースト写真集 Player』
10月26日(金)発売
定価:本体3704円+税/発行:主婦と生活社