『ママレード・ボーイ』吉沢亮×佐藤大樹、撮影中のエピソード語り尽くす!キュンキュンポイントは“あのシーン”
Blu-ray&DVDが9月12日(水)にリリースされる映画『ママレード・ボーイ』より、プレミアム・エディションの特典映像として撮りおろした4人のシーンセレクション映像から、吉沢亮と佐藤大樹の撮影中のエピソードをお届け。
廣木隆一監督とは2度目のタッグとなる吉沢亮。「監督からはキャラっぽさを求められてはいなかった。役を作り込むよりも“遊としてどう生きるか”を考えました」(吉沢)。役作りで一番意識したのは「表面的には人とうまくやれている感じだけど、実は自分の内に秘めているものを出すことがとても下手」だと分析する遊という人間の本質の部分。「光希が本気で悩んでいるのを見て、すごく励ましてあげたいんだけど、どうして接すればいいから、ふざける。みたいな“遊なりの優しさ”はとても意識しました」と明かす。
一方で佐藤大樹は、廣木監督作品に初参加。廣木作品は長回しの撮影が多いことで知られ、「NG があっても、あえて伝えずに、どうしてNGなのか考えさせられる。若手には合っていると聞いていた」と撮影に臨んだ佐藤もこれを経験した。
大勢が見守るなか、テニスコートで銀太が光希に告白するシーンでは7回の撮り直しをしたという。なぜ撮り直しなのかは監督から伝えられることはない。ただ、「いいんだけど、もう一回いこう」と言うだけ。「どうしてテニスのシーンで告白しようとしたんだろう、どうして・・・ってすごく考えた。台本に書いてあるからやるんじゃなくて、どうしてそこにいこうとしたのか。どうしてそこで遊を見たのか、ひとつひとつ動作を考えるようになった。」という佐藤は、これを経て役者として大事なことを監督に教えてもらったと話す。
亮くんは、初顔合わせの二日後くらいに、僕のことを誘ってくれて初めてお酒をかわして、すごく仲良くなった(佐藤)
初の顔合わせや撮影初日から、吉沢は同級生役のみんなに声をかけ、よく一緒にご飯を食べにいくなど、リーダー的な存在だった。「亮くんは、初顔合わせの二日後くらいに、僕のことを誘ってくれて初めてお酒をかわして。クラインクインしてからも桜井日奈子ちゃんと、優希美青ちゃんと4人でごはんに行こうって言ってくれて仲良くなった。“4人の雰囲気がいいと作品に生きるから大事にしたい”って、この作品に対する思いがすごく伝わってきましたね。芝居に対してまじめで愚直で貪欲で…こんなに芝居が心から好きな人っていないんじゃないかなって思った同世代の役者さんです。」と佐藤は嬉しそうに語る。
一方、吉沢も佐藤について「大樹はすごく素直。それこそ銀太で、兄貴っぽいとこもあれば、どこか弟いたいなとこもあって、ほっとけない感じというか…まっすぐですね。」と楽しそうに話す。特に仙台での撮影シーンでは4人ずっと一緒で、撮影してみんなでホテルに帰って…という合宿のような毎日を過ごしていたそうだが、その間2人でご飯を食べに行くことも多かったと言い、その仲の良さが垣間見られる。
吉沢、佐藤とも初共演となる女性キャスト2人とのバランスも絶妙だったようだ。桜井を「いや〜、かわいい(笑)!素直で、現場の色々なものを吸収していく。ミステリアスな印象があったけれど、一緒に仕事していい意味で人間ぽくて面白い方でした。」(吉沢)、優希を「最年少だけど大人っぽくて、でもちょっとかわっているところがあって…。現場では彼女が発した ことにみんなでつっこんだりして。桜井さんとは違った意味でムードメーカーでしたね。」(佐藤)
「キスからの、頭ぽんぽんをもらってからの、先生を見届けちゃう、その後ろ姿。これが一番のキュンキュンポイント」(吉沢)
シーン・セレクションでは、少女漫画原作だからこそのキュンシーンについてもそれぞれいくつかコメントしている。吉沢が「僕的一番キュンキュンシーン」だと挙げるのは、【図書室のシーン】。遊が偶然、茗子と名村先生が付き合っていることを知ってしまう場面だ。
「茗子がすごくかわいくて。美青ちゃんの初めてのキスシーンだと言ってましたね。キスからの、頭ぽんぽんをもらってからの、先生を見届けちゃう、その後ろ姿。これが一番のキュンキュンポイント。茗子は光希と一緒だとお姉さん的存在だけど、先生とのシーンはすごく高校生らしさが出ていていいなと思います。」と絶賛する。
台本では本当にキスをするって書いていたと思うんですけど、段取りでそれをしたら監督から銀太ダメだよって(笑)(佐藤)
一方、佐藤がとても印象的だと挙げたのは【銀太と光希の駄菓子屋のシーン】。「ずっとワンカットで撮影していて、、何度もNGをもらったり。」ここでは“マスカットキス”と話題になった銀太と未希のキス未遂シーンがあるが、「台本では本当にキスをするって書いていたと思うんですけど、段取りでそれをしたら監督から銀太ダメだよって…(笑)」。
光希がその場を去った後、銀太から口をついてでるセリフがあるが、それは監督から「なんでもいいからなにか言ってよ」と言われて出た言葉だったそう。その後、監督たちの表情がにやにやしていたことなど、この場面の撮影秘話は、桜井のシーン・セレクションでもたっぷり語られており、2人とも印象的だったようだ。ちなみに、このシーンは吉沢もお気に入りの様子で「銀太と光希の駄菓子屋のシーンのなさけない感じが人間らしさがあって好き」とニヤリとする。
最後に、映画と特典映像を楽しみにしているファンへ、「少年・青春時代に味わったが甘酸っぱさ、恋している感じ、あのときのドキドキがよみがえってくると思いますが、それ以外にも食卓のシーンだったり、いろんな箇所箇所に監督ならではの演出が盛り込まれた作品になっています。そして未公開シーンに入っている、茗子を助けるシーンを観てほしい!銀太が茗子を助けたあとに、茗子のとなりに未希がいて、銀太がきて遊が来る。原作でも、アニメでも有名な素敵な場面です。そう、銀太と茗子のシーンって本編ではないんですよ!なのでなおさら観てほしい、僕も観たい!(笑)メイキングや未公開シーンも楽しんで下さい!」(佐藤)
「2人の距離感、ぎこちなさでもキュンキュンして頂けますが、それだけではなくて、2人が周りに支えられて成長していく、人間的な感動的な作品でもあります。あえて説明していないシーンもあるので、一回ではわからない部分もあると思います。“遊はここで光希を好きになったんだな”と か、銀太や茗子、それぞれの感情の流れを追っていただいても楽しいと思います。そうやってぜひ何度も観てもらえたら。」(吉沢)と作品への想いを語った。
9月12日(水)に発売される「ママレード・ボーイ プレミアム・エディション」。特典映像として収録される、作品のお気に入りや印象の残るシーンなどを振り返る“シーンセレクション”では、桜井日奈子、吉沢亮、佐藤大樹、優希美青がお互いの印象や撮影中のエピソード、未公開となった場面などをたっぷり語っている。
映画『ママレード・ボーイ』Blu-ray&DVDは9月12日(水)リリース/同時レンタル開始
(C)吉住渉/集英社 (C)2018 映画「ママレード・ボーイ」製作委員会
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