CBS MarketWatchによると、1日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、米国標準油種であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の1月物は、米国北東部で寒冷な気候が予想されていることに加え、米エネルギー省が前日発表した11月25日までの週の週間石油在庫で、原油在庫が予想以上に減少したことが蒸し返されたことから、需給逼迫（ひっぱく）懸念が高まって買われ、前日比1.15ドル高の1バレル＝58.47ドルと続伸して引けた。

　　ガソリン1月物は、前日比6.55セント高の1ガロン＝1.5626ドルと続伸、暖房油も同4.9セント高の1ガロン＝1.7387ドルと続伸して引けた。また、天然ガスは、エネルギー省が1日に発表した11月25日までの週の天然ガスの週間在庫が、前週比490億立方フィート減と、市場予想を上回る減少となったことから、需給逼迫懸念が高まって買われ、同44セント（3.5％）高の100万Btu＝13.027ドルとなり、11月16日以来の高値で引けた。【了】