CBS MarketWatchによると、米信用格付け大手のムーディーズ・インベスターズ・サービスは22日、米自動車2位のフォード・モーターの長期債務（社債）格付けを引き下げる方向で検討中と発表した。消費者の好みが小型車や低燃費車に向かう中で、北米における同社製トラックやSUV（スポー ツ多目的車）への需要が減少しているためとしている。フォードの現在の格付けは、投資不適格とされるジャンク級では最高位の「Ba1」。

　　ムーディーズはまた、フォードの金融部門であるフォード・モーター・クレジットについても、長短期ともに格付けを引き下げる方向で検討を行っているとしている。フォードの株価はニューヨーク市場で23日、前日比1.08％高の8.43ドルで引けた。【了】