11日に大阪場所が初日を迎えた大相撲は、白鵬と稀勢の里が休場し、横綱は鶴竜のみとなった。特に稀勢の里は、6場所連続の休場だ。

同日放送、テレビ東京「追跡LIVE! Sports ウォッチャー」には、元横綱3代目若乃花の花田虎上氏がゲスト出演。稀勢の里の進退に言及した。

6場所連続休場という現状に、花田氏は「大丈夫じゃない」。来場所で進退が求められ、10勝以上は必要になると指摘した。負傷に苦しむ中で奮闘しようとしたとの声にも、途中休場になるならば完全休場して何場所か休むべきだったとし、「そこの判断が遅かった」と苦言を呈している。

進退が突き付けられる日も遠くないとみられる稀勢の里。だが、そもそも横綱は自らやめることもたやすくないという。花田氏自身、横綱時代に負け越したときに、潔くやめようとしたが、師匠たちに止められてやめられなかったと明かした。

「一人の判断ではできなかった」という花田氏は、「親方、会社でいえば社長に、やめていいよという許可を取るまで時間がかかった」と、何場所か休み、次に出場してからやめたという。

それだけ厳しい立場にある横綱だけに、花田氏は稀勢の里に対する現在の報道も「どちらかというと、少し優しいですね」とコメント。自身はマスコミからもっと叩かれていたとし、「でもそれで気持ちが強くなっていきます」と、精神的な強さにつなげていったと述べた。

横綱といえば問題となるのが「品格」だ。花田氏も「品格ってなんなんだろう」「20代後半の若者が品格っていっても、何か分からない」と、難しい問題だと語る。

品格とは何かを教わる機会もない。花田氏は、師匠から教わった「負けたときに手を差し伸べる、勝ったときに喜ばない、あいさつをする」といったことを品格と考えていたという。ただ、実力者の横綱が猫だましをするのは「あまり良いことではない」「バカにしているのかと感じる」とコメント。だが、それが品格かと振られると、「それならルールを変更して禁止にすればいい」と返し、同じくルールで認められているかちあげも、「やられて勝てないほうがダメ」と述べた。