9回に登板も途中降板

 負傷者続出のヤクルトに、またも試練に襲われた。30日の阪神戦。1点リードで迎えた9回、マウンドに上がった守護神・秋吉に異変が起きた。

 2死を奪った後、糸井に左前安打、福留に四球を与え、2死一、二塁とされ、代打・原口への1ボール2ストライクからの4球目が、外角低めへと大きく外れる暴投に。ここで異変を訴えた右腕は、そのままベンチへと下がった。

 真中満監督は近藤への交代を告げ、急遽、背番号70がマウンドへ。近藤が投じた1球目のスライダーに、原口のバットが空を切り、ヤクルトがなんとか逃げ切った。

 雄平が右有鈎骨骨折で、29日に出場選手登録を抹消。今季中の復帰は絶望的な状況で、今度は守護神の負傷降板と泣きっ面に蜂の事態となった。