甲状腺に出来た腫瘍の手術のため、2017年4月26日から5月2日まで入院している熊本市の大西一史市長に、とある平和な「テロ」が襲いかかった。

それが「飯テロ」で、ダイエット中、給料日前、入院中などで理由は様々だが、食事を制限せざるを得ない状況の人物に対して美味しそうな料理の画像を送りつける行為だ。市長の奥さんから始まった「飯テロ」はツイッターに広がり、様々な人が画像を送りつける事態になった。

奥さんからのステーキ画像に「ひどくないっスかッ」

熊本市長を襲った恐ろしいリプライは「肉」(画像はイメージ。Global Panoramaさん撮影。flckrより)

発端となったのがこちらのツイートで、大西市長の奥さんから送られてきたという分厚いステーキの画像が添付されている。ジューシーな肉汁と旨味が容易に想像できる、なんとも素晴らしい一枚だ。入院中でこういった食事から離れている身からするとたまらない「飯テロ」だろう。

この奥さんの行為が8000回以上もリツイートされ、瞬く間に拡散されると、それに乗っかって更なる「飯テロ」を行うユーザーが市長にリプライを送りつける事態となった。

引用したのは、寄せられたリプライのほんの一部だが、ステーキ、寿司、ハンバーグ、ラーメン、馬刺し、から揚げ、ローストビーフ、デザート......などなど、病院ではまず食べられないメニューが勢ぞろいしている。

これには大西市長も思わず反応し、

と、顔文字を交えつつその感想を投稿した。

また、それらの「飯テロ」リプライに混じって、暖かな応援のメッセージも多数寄せられていた。

その後は、おかゆをメインとした健康的な夕飯を終え、ついに念願の通常メニューへ。送りつけられた数々の「飯テロ」画像に比べると質素だが、満足度はおかゆとは段違いだろう。