今季途中にレスター・シティの監督を解任されたクラウディオ・ラニエリが、28日にイタリアサッカー監督協会の地域セレモニーに招かれた。この場でラニエリは解任について「ショックだった」とコメントしている。

昨季のプレミアリーグでレスターを「奇跡の優勝」に導いたラニエリだが、今季は残留争いを強いられ、2月に解任の憂き目に遭った。スポーツ史に残る偉業とまでたたえられた昨季の戴冠から、わずか9カ月後のことだった。

イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、ラニエリは28日のイベントで、「解任のことを考えると、まず思うのは驚きだ。遺憾という以上にね。長いキャリアでいろいろ経験してきたが、このようなことは初めてだ。ショックだった。それもサッカーの一部なのだがね」と述べている。


レスターはラニエリを解任して以降、後任のクレイグ・シェイクスピア監督のもとで立ち直り、チャンピオンズリーグではベスト8進出も果たした。

自身が去ってからの復調について問われると、ラニエリは「イギリスの『スカイ』から試合に関するコメントを4月10日にするように求められ、受け入れた。その日までは話したくない。すべてイングランドで生まれたことだし、イングランドで再出発するのが正しいと思う」と述べるにとどまった。

4月10日にイギリス『スカイ・スポーツ』の番組に出演することは、イギリスのメディアも報じている。ラニエリの発言に注目だ。