日大藤沢vs湘南工大附
荻島（日大藤沢）
藤沢市八部野球場で行われた26日の第二試合は、湘南工大附と日大藤沢の顔合わせ。この日は朝から雨が降り続き、グラウンドのコンディションが悪い中、どちらのチームが勝るのか注目が集まった。
湘南工大附の先発はサブマリン投法の下川。変則的なフォームから投じられる球に、日大藤沢打線は苦戦。5回までに1安打に抑え込まれてしまう。一方の日大藤沢の先発荻島は、2回に先制点を奪われ、5回には追加点を許すも、5回を終えて2失点としっかり試合を作り、味方の援護を待つ状況に。
試合が大きく動いたのは6回の日大藤沢の攻撃。無死一、二塁とチャンスを作ると、ベンチは四番の吉村にバントを指示。これを吉村がキッチリ決めると、五番の山本の遊ゴロの間に一点を返し、なおも二死二塁と得点圏に走者を置く状況で、続く打者は六番の田口。センター前にはじき返し、走者が生還。
田口が勝負強さを見せ、荻島の粘投に応える同点打を放つと、日大藤沢はこの回さらに逆転に成功。その後も投打ともに粘り強い野球で、すがる湘南工大附を退けた。
勝った日大藤沢は、投打ともに要所での集中力が光った。敗れた湘南工大附も、完投したエースの下川をはじめ健闘したが、中盤以降打線に一本が出なかったのが痛かった。
（取材・写真＝編集部）
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