東京出身のJタウンネット記者は先日、神奈川県在住の同僚と、横浜市内に取材へ行った。国道264号線を走っていると、横に「びっくりドンキー」が見えた。最近ハンバーグ食べてないなあ、と思っていると、こんな声が聞こえてきた。

「びっくりドンキーも良いですけど、やっぱり神奈川と言えば『ハングリータイガー』ですよ!」

ハングリータイガー、ってなに? 初めて聞く名前だったので、いろいろと調べてみた。

神奈川県内のみに展開

ハングリータイガーとは、神奈川県に9店舗を展開する、ご当地ハンバーグチェーン店のこと。1969年の創業で、かつては都内にも出店していた。また、つい先日(2016年12月)までは、愛知県にも1店舗あった。


ハングリータイガー日野店(Wire ykさん撮影、Wikipediaより)

ご当地ハンバーグ店としては、静岡県の「炭焼きレストランさわやか」が有名だ。神奈川県には出店していないが、神奈川西部や静岡東部の住民には、両方を食べ比べる機会もあるようだ。ツイッターでは、ふたつを比較して、以下のような反応が出ている。

ツイッターを見てみると、焼き加減がレア好きなら「さわやか」、ウェルダン好きなら「ハングリータイガー」に分かれているようだ。

最近では店員が配膳後、アツアツの鉄板で仕上げの調理をしてくれるハンバーグ店も珍しくない。「さわやか」も取り入れている提供方法だが、ハングリータイガー公式サイトを見てみると、「今や何処でも見るこの光景を日本で最初に創めたのが、ハングリータイガーです」(原文ママ)と書かれていた。


オリジナルハンバーグ(Famifamifamiさん撮影、Wikimedia Commonsより)

郊外型の店舗が多いが、横浜駅直結の「横浜モアーズ店」など、電車で行ける店舗もある。創業から約50年、いまも「飢えた虎」は神奈川人の舌を魅了している。