15日、フジテレビ「村上信五とスポーツの神様たち」では、「スポーツの本当にあった!? 怖い話 プロサッカー編」として、芸歴1年目の芸人・マリンがゲスト出演。プロサッカー選手として、パラグアイやボリビアでプレーしていたという異色の芸人が、恐ろしい南米サッカー事情を語った。

高校卒業後、南米に渡って8年間、選手として活動していたというマリンは、芸人になったきっかけを「帰国後、(仕事として)コーチを始めようと思って面接に行ったんです。そしたら“日本の社会経験ゼロでしょ?”って言われて。“そうだ、芸人になろう”って」と語り、周囲を呆れさせた。

そんな彼がまず語った“怖いエピソード”は、「パラグアイ人って本当にめちゃくちゃ」というもの。「ホームチームが勝ってるとするじゃないですか。そしたら試合終了残り20分くらいになると、ボールボーイが一人もいなくなったりする。時間稼ぎのために。(ボールが)一つしかないんで負けてるチームは、ボールがどっかいっちゃったら必死に取りにいく」などと話したが、このエピソードはまだ序の口だった。

続いて、「スラム街のチームが何チームかある。暗黙の了解として、スラム街で試合する時は勝っちゃダメなんです」と話し始めたマリン。スラム街のチームと対戦した試合について、「小さいスタジアムなんで入っても1000人くらい。試合中に石とか投げられたり、自分のションベンをペットボトルに入れて投げつけてきたり、ごくたまにナイフも飛んでくる」と振り返ったほか、その試合を同点で終わらせることができたため、「僕達も命が救われて試合を終えた」と苦笑い。

その他にも、マリンは、パラグアイで住むところがなかったため、日本でもお馴染み、チラベルトの従兄弟の家に住まわせてもらっていた過去があるという。だが、「そこに行ったら家がボロかったんですよ。おかしいじゃないですか」という彼は、「チラベルトってパラグアイの英雄でお金めちゃくちゃ持ってる」と話しつつも、「その後、従兄弟に訊いた話によると、チラベルトはめちゃくちゃケチで家族に一銭もあげないらしい」といったマニアックな情報も明かした。