イタリアの元首相で、ミランのオーナーでもあるシルヴィオ・ベルルスコーニ。誰もが顔を知る彼が、マクドナルドで一休み? そんな驚きの光景が実際に見られたと話題になっている。

サッカーに関する出来事を皮肉る投稿で知られる「Calciatori Brutti」が8日、フェイスブックで投稿した写真は、インターネット上で大きな反響を呼んだ。写っているのは、ベルルスコーニ氏。場所はミラノにあるマクドナルドだ。

写真を見る限り、ベルルスコーニはまだ何も食べておらず、メニューを手にしている。店員がフレッシュジュースを運んできたところのようで、ベルルスコーニが注文したものかもしれない。

ベルルスコーニは中国コンソーシアムとミランの売却で合意しているが、3日に予定されていた取引完了(クロージング)は延期となった。昨年12月に続く先送りだ。一部のイタリアメディアは、コンソーシアム側が資金を調達できていないと報じている。

そういった状況もあり、「Calciatori Brutti」はベルルスコーニのマクドナルド来店を「中国人が支払いをしてくれないときは…」と皮肉を込めて伝えた。

「あのベルルスコーニがマクドナルド?」と大騒ぎになったのは当然だ。イタリア『Rai』によると、スタッフが写真は本物だと確認しているという。


実業家から一国の首相にまで登りつめ、数々の栄光を手にしてきたベルルスコーニ。まさに豪華絢爛という人生を送ってきた彼がマクドナルドを訪れたのは、ひとつの時代の終わりを意味しているのだろうか。