ミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEOが8日、冬のマーケットに言及した。放出選手を話すなかで、本田圭佑の名前は出なかったようだ。背番号10は残留に向かっているのだろうか。

今季の本田はリーグ戦出場5試合。プレー時間わずかに95分と完全に戦力外。ミランとの契約が今季までとなっていることもあり、以前から去就が注目されている。アメリカのMLSやプレミアリーグのサンダーランドやワトフォード、サウサンプトンの関心が報じられているところだ。

だが、ミランはこの冬の本田放出を考えていないのかもしれない。出番を失っている契約満了間近の選手だけに、売却して利益を得られる見込みがないからだ。

ミランはこの冬のマーケットで、本田からレギュラーの座を奪ったスソの控えの獲得を優先している。だが、クラブ身売りが3月に延期となり、補強資金はほぼゼロという状況。エヴァートンのジェラール・デウロフェウを狙っているが、買い取りオプションつきレンタル移籍が実現する可能性は決して高くない。補強が実現しなければ、本田はスソの代役として必要な存在となる。

そんな経緯もあってか、ガッリアーニCEOは8日のカリアリ戦を前に、テレビのインタビューでマーケットについて問われると、次のように述べている。『pianetamilan.it』が伝えた。


「放出ではロドリゴ・エリーとレオネル・バンジョーニがいる。ルイス・アドリアーノもすべて決まった。彼はスパルタク・モスクワとサインしたよ」

出番がない選手のうち、エリーとバンジョーニの名前が挙がっている。だが、ガッリアーニCEOの口から本田の名前は出てこなかった。ということは、本田は残留ということだろうか…?