9月25日、さいたまスーパーアリーナで開催された「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2016」では、才賀紀左衛門と山本アーセンがRIZIN MMAルールで対戦。試合は、得意の打撃で攻める才賀に対し、キャリアで劣るアーセンがタックルやスープレックスで応戦するなど一進一退の攻防に。最後は判定2-1でアーセンがプロ初勝利を手にしている。

すると、10月31日深夜放送、フジテレビ「スポーツジャングル」には才賀紀左衛門がゲスト出演。試合2日後に収録されたという同番組で、試合中に負ったケガの真実や、彼の試合ではお馴染みとなった妻・あびる優の絶叫(応援)について語った。

まずは「紀左衛門」が本名であることから「(小さい頃から)ドラえもんとか、いっぱい言われました」と苦笑いを浮かべた才賀は、「そのおかげで強くなれた。コイツ、ホンマぶっ飛ばしてやろうかと思ってガーッと練習した」と続けた。

アーセン戦の敗北については、「アーセン君というよりは僕自身の問題」と切り出した才賀。番組MC・浜田雅功は「嫁はんがうるさかったから?」と険しい表情で尋ねたが、才賀は「優ちゃんは俺にとって有り難い支えなんで」と反論。すると才賀は「(アーセンに)投げられてじゃなくて、自分が飛び膝蹴りして着地に失敗して手をついた時に自分で肩を外してもうて・・・」と真実を告白。試合中、アーセンが放ったスープレックスによる負傷かと思いきや、実は自爆だったとして周囲を驚かせた。

2ラウンド、コーナーに追い詰めて放った才賀の飛び膝蹴りは見事にアーセンを捉えるも、「あれで“これメッチャダメージ効いたやろうな”と思ったら、まさか自分に1番ダメージきた」という才賀。アーセンのセコンドについていた山本“KID”徳郁がすぐさま負傷を察知し、指摘したことにも言及すると、「KIDさんは“アーセン、右肩、右肩”って言われたんで“おっさん、余計なこと気づくな”と思って。ああいうところに気づくセコンドはアーセン君にとっても頼もしい。次セコンドついてくれへんかな」とおどけてみせた。

また、この試合でも絶叫しながら夫を応援していた、あびる優は、この日の番組収録を観にきていた。そのため浜田から直接「優、お前うるさい」などと言われるや、「今回、現場のマネージャさんも一緒に観に行ってたんですけど、“あびるさん、本当に静かにお願いします。グッとこらえて下さい”」などと注意を受けていたことを明かした。

それでもひとたび夫の試合が始まれば、我を忘れて応援してしまうという、あびるは、再び浜田から「自分でVTR見てどう思うの?」と質問されると「その瞬間、私もアドレナリンが出ちゃって」と釈明した。