インテルのフランク・デ・ブール監督が再び窮地にある。30日のセリエA第11節でサンプドリアに0-1と敗れ、サポーターからは「出ていけ」と厳しいメッセージが寄せられた。

ミッドウィークのトリノ戦で5試合ぶりに白星を取り戻し、クラブ首脳陣がデ・ブール監督への信頼を強調するなど、当面の指揮官交代が回避されたインテル。だが、わずか1試合で再びデ・ブール監督の立場は危うくなった。

長友佑都をベンチに置いたインテルは、前半終了間際に先制点を許すと、そのまま追いつけずに0-1と敗れた。ここ5試合で4敗目となる黒星だ。6試合で1勝1分け4敗と不振から抜け出せず、11位に低迷している。チャンピオンズリーグ出場ラインとの勝ち点差は8に広がった。

メディアが解任の可能性を報じるなか、一部のインテルサポーターはデ・ブール監督を擁護し、署名集めを始めるファンもいた。だが、低迷が続いているだけに、指揮官を早く代えるべきだというファンも少なくないようだ。「#DeBoerOut」というハッシュタグがツイッターで話題となっている。




















デ・ブール監督はこの難局を乗り切れるのか。次戦は11月3日、ヨーロッパリーグ・グループステージ第4節で吉田麻也所属のサウサンプトンと対戦する。