ユヴェントスが29日のセリエA第11節で、ナポリとのビッグマッチを2-1と制した。決勝点を挙げたのは、今季ナポリからユーヴェに移籍したゴンサロ・イグアインだ。

イグアインはこの夏、9000万ユーロ(約103億5000万円)というイタリア記録の移籍金でユーヴェに加入。一部ナポリサポーターが「裏切り者」と罵倒し、ユニフォームを燃やすなど話題となった。

そのイグアインが初めて古巣ナポリと対戦するとあり、注目を集めた29日の一戦。先手を取ったのは、ホームのユヴェントス。ナポリのミスからレオナルド・ボヌッチが見事なシュートを決める。


だが、昨季もユーヴェとタイトルを争ったナポリも負けていない。わずか4分後、ホセ・マリア・カジェホンが巧みに最終ラインを破り、同点ゴールを奪う。


それでも、最後はやはりイグアインだった。70分、自らの縦パスの跳ね返りに素早く反応すると、左足を一振り。地を這うような強烈なグラウンダーのシュートが突き刺さる。大一番での貴重な勝ち越し弾だったが、イグアインは古巣への敬意からセレブレーションをしなかった。


結局、このゴールが決勝点となり、ユーヴェは2-1と勝利。2連勝で首位をキープしている。