アルゼンチンのレジェンドであるディエゴ・マラドーナ氏が、インテルでキャプテンを務めるFWマウロ・イカルディを「裏切り者」と非難した。イカルディは「マラドーナは誰の模範にもならない」と言い返している。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。

12日にローマで行われるチャリティーマッチ「平和の試合」に出場すべく、イタリア入りしたマラドーナ氏は、40歳になったローマFWフランチェスコ・トッティに「50歳までプレーできる」と賛辞を寄せた。一方で、イカルディに対しては次のように突き放している。


「私は裏切り者について話さない。平和の試合のためにここに来ているんだ。彼はこの試合や子供たちとまったく関係ない」

イカルディの現在の妻であるモデルのワンダ・ナラは、かつてサンプドリアでイカルディのチームメートだったFWマキシ・ロペス(現トリノ)の夫人だった。イカルディは「胞の先輩の妻を寝取った」というレッテルを貼られている。マラドーナ氏の「裏切り者」発言は、この件を指しているとみられる。

同日、自身の本の出版イベントに出席したイカルディは当初、「彼が何を言ったか知らないんだ。マラドーナは素晴らしい選手だった。でも、サッカーの外にいる人に答えることはできない」とかわしていた。だが、マラドーナ氏の発言を聞き、次のように返している。


「彼のコメントは平和の試合とはまったく関係ない。去年と同じで、彼はまた醜態をさらしたね。彼は話すたびに醜態をさらす。誰の模範にもならない人だ」

イカルディは先日、インテルとの契約を2021年まで延長した。この新契約で、セリエAで3番目の高給取りになったと報じられている。23歳ながら名門インテルでキャプテンを務め、プライベートでは美人モデルと幸せな家族生活を過ごしているだけに、今のイカルディはマラドーナ氏も恐れていないようだ。