XFN-ASIAによると、米航空製造大手ボーイングは12日、航空機の2006年引き渡し分の最低目標の受注高が86％相当に達したと発表した。記者会見で同社の民間航空機部門トップのアラン・ムラーリー社長兼CEO（最高経営責任者）が語ったもの。

　　同社は2006年に375-385機を引き渡す目標としている。2005年は320機だった。ムラーリー社長は、業績予測については、7月にアナリストへの第2四半期業績の発表が行われるとき、修正するかも知れないとした。一方、同社長は、2007年の目標値についての言及は控えた。
　　
　　同社長はまた、6月末の取締役会で、747型の改良機を開発するか検討するとした。747「アドバンスト（改良型）」は、現在の416席の747型の座席を増やし、450席とする。ライバルエアバスのA380型は555から840席。ムラーリー社長は、改良型の需要を8年間で400-500機としている。747改良型は2008年には、引き渡しが行われ、投資額は比較的少ないと見ている。エンジンは開発中の最新鋭機787型に搭載されるものを使用する。【了】