CBS MarketWatchによると、ブッシュ米大統領は8日、米フォックステレビの報道番組で、「グリーンスパンFRB（連邦準備制度理事会）議長の後任を選ぶのは難しい」と述べ、すでに来年1月末に退任する意向を表明している、世界経済の「守護神」として君臨してきた同議長の後継者選びが難航していることを明らかにした。また、同大統領は、米国経済の見通しについて、「景気減速の兆候も見られる」と述べた。

　　フォックステレビの「フォックス・ニューズ・チャンネル」に出演した大統領は、4年間も成立が見送られているエネルギー包括法案に触れ、「最終的には法案成立に至る」と述べた。また、懸案の社会保障制度改革については、「今後も真っ先に取り組んでいくつもりで、社会保障の現状を理解してもらえるよう国民に訴えていきたい」と、改革への意欲を示した。　【了】